Vol. 0251
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
野球やサッカーの試合、オリンピックなどスポーツの世界で、
「きわどい判定」
という場面があります。
監督がベンチから飛び出してきて、審判に猛抗議。
しかし、一度下った判定はなかなか覆(くつがえ)りません。
選手たちは激怒。
たった一つの判定で試合の流れが変わってしまいます。
さて、
「きわどい判定」は、学校でも発生します。
その一つが 定期考査での採点です。
先週、ブログで紹介した『国語の先生、これ間違いですか?』について、
結局、国語の先生は、解答を「不正解」としたそうです。
もちろんRくんは不満です。
100点を目指してがんばってきたのですから、1点2点は貴重です。
それに、文化庁の国語審議会で、
構成要素としての「士」と「土」について,横画の長短は問題にされない。
と答申されていることを、答案返却時に先生に伝えたのに、正解にはしてもらえなかったと聞いて、わたしも驚きました。
国語の先生は、
「私のクラスではバツです。」
とお答えになったそうです。
意味が分かりません。
テストの採点で曖昧なことがあってはいけませんし、不公平なことがあってはいけません。採点では客観的な判定が必要です。
中3二学期の期末考査と言えば、内申点に直結するテスト。
生徒は必死でテスト準備をするわけです。
その姿を見ているわたしとしては、
今すぐベンチを飛び出し、抗議に行きたい気分です。
生徒を腐らせるのはこういう小さいところから。
勇気を出して採点間違いを言いに行ったのに、
「私のクラスではバツです。」
なんて言われたら、
いくら新鮮で輝いているみかんでも一瞬で腐ってしまいます。
人を無力化することばです。
子供たちが、将来、企業内で不正など発見し上司に報告しなくてはヤバイという局面で、
「どうせ言っても無駄だろう」
などと考えるようになっては悲劇です。
最近の企業の不祥事、「東芝の不正会計」や「神戸製鋼」、「三菱マテリアル」、「東レ」などを見ても、
内部から自発的に物事を解決していこうという意欲が消された結果として、
問題が大きくなって、社会問題化していきます。
一企業の信用失墜と言う以上に、日本のブランド力の低下となります。
その元凶は、中学校や小学校の時点から、
もしかして、始まっているのかもしれません。
日本の企業が腐っていくそのルーツをたどっていけば、
もしかして、子どもの頃の小さい出来事、
例えば、今回のような理不尽な事例に辿(たど)り着くのではないでしょうか。
今回のことで、わたしも無力感を感じました。
でも、Rくん、君の解答は正しい。
そして、勇気を出して、先生に言いに行ったのも立派だ。
絶対 腐るんじゃないぞ。
正義を貫こう!
応援団長より。
P.S. 実は塾長も同じような経験を中2の時にしています。社会で。それについては後日また詳しく。。。
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