Vol. 0250

本日もブログをご覧いただきありがとうございます。

国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。

先週のニュースで、バク宙するロボットを見ました。

Youtube 【Boston Dynamics:What’s new, Atlas?】

マジか！

ロボットの二足歩行はまだまだ未完成・・・と思っていたわたしは

この動画を見て「えーウッソー！」と叫んでしまいました。

このロボットAtlasを開発したのは、アメリカのBoston Dynamics社。ロボット開発の最先端を行ってます。

かつて、日本のロボット開発は世界をリードしていましたが、

なぜ、ここまで大きな差が開いたのでしょうか？

それは、

日本の人型ロボットの二足歩行に関する開発は、

「一歩一歩転ばないように歩かせる」

ことが目的でした。いったん倒れると修復できなくなるので、動きが非常にスローです。

一方、Boston Dynamics社のロボット開発は、

「転ぶことを前提」

に開発されています。

つまり、常にバランスが崩れていて、常に修復する動作をしているのです。

倒れそうになると、足をジタバタ動かしてバランスを取り、

いったん倒れても、足や手をジタバタ動かして立ち直る動作をするのです。

これは、日米の文化の違いと言っても大げさではないと思います。

同じ「歩く」という動作を考えるにしても、

「失敗しないように・・・」
「一度失敗したら終わり」

と考える日本のチームに対して、

「失敗してもＯＫ・・・」
「何回でもチャレンジできる」

と考えるアメリカチーム。

着眼点が大きく異なります。

さて、

生徒を教えながら、気になることは、

「失敗したくない。」
「失敗したら笑われる。」
「失敗したら怒られる。」
「笑われるからやらない。」

と言って、弱点の単元に取り組まない子がいます。

「どうせできない。」

と諦めてしまっている子もいます。

一方で、比較的できる子でも、新しい単元に進んで取り組まない子がいます。

恐らく学校や家で怒られることが多いのかもしれません。

しかし、どんなに立派な人でも、

赤ちゃんの頃から二足歩行できたわけではありません。

何回もこけて、尻餅（しりもち）ついて、

時には泣きながら、

テーブルの脚を持って、やっと立ち上がり、

一人で立てるようになったのです。

赤ちゃんは諦めません。

決して途中で放り出したりしません。

だから、

あなたも、

失敗を恐れず、

何度も何度も立ち上がって、

一つひとつ、できないところを克服してください。

それが、今やっている勉強の意味です。

がんばれ！

そして、パパ・ママ、ジタバタしているお子さんをどうぞ怒らないで、温かい目で見てやってくださいね。

「何度こけても必ず立って歩けるようになる。」

そう信じることがパパ・ママの力です。

応援団長より

p.s.かつて、日本の技術力は世界No.1と言われていましたが、
医療やエネルギー、宇宙開発、ＡＩ・・・あらゆる分野で遅れが目立っているとの報告があります。産業構造審議会「新産業構造ビジョン」経済産業省（平成29年5⽉30⽇）
日本の未来は子どもたちの未来です。

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