Vol. 0123
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。。。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
ペガサス府中夢教室では、毎月任意の保護者面談をしていますので、塾長の私はほぼ毎日保護者さんとお話をします。
何故こんな頻繁(ひんぱん)に保護者さんと面談するのでしょうか。
理由は3つあります。
1つは、保護者さんの協力が頂きたいからです。塾でいくら「誉め育て」を実行していても、家に帰って叱られてばかりでは成績が上がらないです。
2つ目は、親が変わると子どもも変わるからです。
子どもを変えようとする親はいっぱい居ますが、
親としての自分を変えようとする人は少ないのです。
かく言う私も小学生の親なので、子育ての難しさは痛いほどわかります。忙しい時など、子どものいう事を十分聞かずに、一方的な視点で問題解決した気になっている自分がいたりします。毎日が反省と発見の日々です。しかし、自分が変われば子どもも変わると信じて接しています。
保護者さんに毎月会う3つ目の理由は、保護者さんの頑張りを継続的に応援するためです。
今日のブログは、2つ目の「親が変わると子どもも変わる」について書きます。
親の焦り
この時期、新中3生のお母さんとお話しすると、必ず、
「うちの子、家で全然勉強しないんです」
という悩みをおっしゃいます。
「「勉強しなさい」って言うんですけど、全然聞かなくて...」
まぁ、思春期真っ盛りの14歳の子に「勉強しなさい」と言って、素直に勉強を始めるケースの方が希(まれ)です。
ただ、母親は1年後の「入試」に対して、今の状態ではマズイと危機感を持っています。
親は子どもに勉強するようになって欲しいと願っています。
親は成績の悪い子どもに変わって欲しいと願っています。
だから、どうしても「何やっているの?勉強しなさいよ。定期考査の結果、あれ何だったのよ。今のままじゃ、高校に入れないわよ。」
と、ズバズバと言ってしまうのです。
でも、こう言った後、お子さんが動くことは殆ど無いです。
動いたとしても、自分の部屋に行ってボーっとしているか、スマホやっているか、
親の感情が収まるまでしばらく勉強する振りをしているだけでしょう。
⇑ このこと、保護者さんも分かっています。
効果は無いと分かっていても、言わずにはいられないのです。
いつまで経っても子どものまま?
ところで、お子さんが勉強しないのは、成長していないからでしょうか?
いえいえ、成長したから勉強しなくなったのです。
成長の過程で、勉強に対する価値観が形成されてきます。
ちょっと計算が出来れば喜んでもらえるとか、親が喜んでくれるから勉強をするのが小学校低学年の頃です。それ以降になると、親や先生の反応は薄くなっていきます。ちょっとできたくらいでは、喜んでもらえません。
忙しい親はなかなか手をかけてやることが出来ません。
たまに勉強を見てやると出来ないことが多く、「何で出来ないの?」とつい感情的になったり。
だから、勉強に価値を見いだせない子や、歪んだ価値感、ネガティブな価値観を持ちながら成長したのです。
どんな子でも悩みを持ちながら成長していきます。
ただ、学習習慣に関しては、中学生になると、対応を変えていかなければなりません。
子供は変わった。変わっていないのは親
「小学生の頃は、私が言えばちゃんと勉強やってたのに、、、、」
という保護者さんの愚痴(ぐち)が聞こえてきそうですが、
その愚痴に、問題の本質が隠されています。
つまり、良くも悪くも子どもは変わったのです。子どもは昔のままじゃない。
それにもかかわらず、昔と変わらず同じことを言っているのが親なのです。
昔の手法(ガミガミ言えば何とかなる)に頼ってしまい、新しい親子関係が築けていません。
(塾長㊟:割り切った表現をしています。どうぞ、ご容赦ください。)
だから、親が変わらなくてはならないのです。今すぐに。
やる事① ありがとう
この際、「理想の子ども像」は、100%ゴミ箱に捨てませんか?
今、目の前にいるのがリアルな息子さん・娘さんなのです。
「ありがとう、ここまで育ってくれて。。。❤」
ちょっと心の中で言ってみましょう❤
やる事② 現状把握
では、具体的に親としてやることは何か?
うちの子は出来ない、出来ない、と言っても、何が出来て、何が出来ていないかを、ある程度は把握する必要があります。
子どもが親を嫌うのは、出来るところも出来ないところもごっちゃにして、「お前は出来ない」と言い切る軽率さが許せないのです。
子どもは、自分が出来ているところとか、出来ていないところとか、割と正確に言えます。
それを頭から「出来ない」なんて言われると、今までの努力を全て否定されるわけですから、もちろん反発します。
過去にさかのぼって、どれくらい出来ているか出来ていないか、出来るだけ把握してあげましょう。時間が無くてそこまで出来なくても、直近の定期考査の結果ぐらいはメモに取ったり、結果表をコピーして保管しておいたりして、現状を掴んでおきましょう。
客観的な現状認識を、子どもと親とで共通化することで、感情に流されない問題解決型の人間関係が得られます。
この問題解決型の人間関係に向かっていくのが、中学からの健全な親子関係だと思います。(「こうしなさい」「ああしなさい」ではなく、子どもさんの中にある答えを引き出すコーチングの技術が必要です。これはまたの機会にUPします。)
そして、将来に対する希望が見えてきます。
この時点で、「勉強しなさい」と言うことばはかなり消えているはずです。
「勉強しなさい!⇒やってるよ!」の悪循環をストップさせる第一の段階は、親子共通の現状認識なのです。
因(ちな)みに、学習塾ペガサス府中夢教室では、超理系の塾長が過去の定期考査の結果やプリントを回収し、個々の出来ること出来ないことに関しての定量分析をかなり深く行っています。学校が公表していない学年順位なども定量分析で毎回算出しています。
やる事③ 子どもから離れる
長くなりましたので、次回に回します。
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