Vol. 0548
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
昨日の府中市、昼間の急な大雨には私もやられてしまいました。夜もまた急に降り出して、教室から帰って行った生徒さんは大丈夫だったでしょうか?
急な雨、それも大雨は怖いですね。
大雨と言えば、7月3日、静岡県熱海市の伊豆山地区で発生した土石流から2カ月以上経ちました。死者は26人。未だに行方不明者の捜索が行われています。
被害に遭われた皆様には、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
この土石流は、不適切に造成された盛り土が崩れたことで破壊力が増したと言われています。
不適切に造成された盛り土ってどういうことかというと、解体工事などで出た産業廃棄物が混ざった土を固めて積み重ねていたということ。
プラスチックやコンクリート片、ガラスの破片、木くず、タイヤ、電化製品が混ざった土を土台にして、将来的には宅地を造成して分譲する計画だったと言います。
産業廃棄物の混じった土台の上に家を建てる・・・
考えただけでゾッとします。
さて、この土石流の大惨事。似たことがこの教室でも起きていることに気が付きました。
それは。。。。
うちの塾には真面目でいい子たちが通ってくれています。
でも、残念なことに、いくら勉強しても伸びない子がいます。
勉強量に対してテストの点数が伸びない子です。
「おっかしいなぁ?これだけ勉強してるんだから、もっと得点が高くてもいいのに。」という。
では、何故点数が伸びないのか?
それは、
学力の土台が脆い(もろい)から。
つまり、基礎が弱いのです。
基礎が弱い子の学習スタイルを見ていると、ある特徴に気づきます。
その特徴とは、
「答え合わせをするタイミングが遅すぎる」
です。
がんばってワークやドリルをやっている子で、2・3ページ、時には丸々1章進んでから、答え合わせをする。最悪の場合、答え合わせをしない。
そういう子の脳の中はどうなっているでしょう?
間違った答えを書いているのにそれに気づかずにどんどん先に進んでしまっているのです。
つまり、間違っている答えの上に知識を積み重ねている状態です。
2・3ページ進んで答え合わせをしても、2・3ページ前の問題なんて覚えていません。それに対して正解を見ても「あぁそうか、ここはうっかりだったな」くらいの認知で終わってしまいます。
誤答は完全に脳から抹消されていません。
その後、1カ月経って同じ問題を見た時に、正解と誤答とどちらが正しかったか覚えているでしょうか?
覚えちゃいません。必ず迷うでしょう。
その子の脳の中には、自分が最初に誤答した解答が「学習廃棄物」として残っているわけです。もちろん正解も脳の中に記憶されています。
これ、「不適切に造成された盛り土」に似ていませんか?
脳の記憶の中に、不正解も正解もごっちゃにあるから点が伸びないのです。
せっかく時間をかけてワークをっているのに、その時間が不正解を定着させるだけの時間になっているのです。
やっかいなのは、不正解はその場で断固として修正しない限り、脳に残り続けます。
だから、土台が弱いのです。
だから、点が伸びないのです。
コツコツやっていても、廃棄物をため込んだ土台は役立たず、であるばかりか、将来の伸びに悪影響。
特に基礎問題を解いている時は、「1問解いたら答え合わせをする」くらいの丁寧さで進めていかないと、ちょっとでも誤答が脳に残っているとそれがいつの間にか定着して土台の一部になってしまいます。
いくら勉強しても伸びなかった子はここが原因なのです。
パパさん、ママさん、
お子さんが家で一人で勉強しているからと言って、安心してはいけません。
お子さんの学力の土台は正しい知識で固められているでしょうか?
せっかく伸びる可能性があるのに、その可能性は廃棄物に押し潰されていませんか?
学力を爆上げするには、第三者の厳しい目が必要。
不適切に造成された盛り土はいつか大きく崩れ、後戻りできない悲惨な結果を招いてしまいます。
応援団長より😊
お知らせ
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