Vol. 0571
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
11月から始まったNHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」。
毎回子育ての面で学ぶことが多いので、忘れる前に少し書いてみたいなと思います。
時代は第二次大戦前、
主人公の安子は岡山の和菓子店🍡の娘さんで、子どもの頃から親の和菓子作りを見ながら育ちました。父親が「おいしゅうなれ、おいしゅうなれ」と心を込めて作るおはぎが大好き。中学生にもなると親の手伝いをして店番をしたり、注文を届けに行ったりしていました。
安子は親の商売の手伝いをしながら、お客さんへの挨拶や言葉遣いを自然に学んでいたんですね。
父や職人さんが作ったおはぎを、丁寧にお皿に乗せてお客さんに出す安子。
お客さんに、
「わたしはおはぎを食べている人の顔を見るのが好き。どんなに機嫌が悪うても、おはぎを食べる時は怒った顔では食べれん。みんな笑顔になるんよ。」
こんな風に作り手の想いを話す安子に、極悪な面をした借金取りですらおはぎを食べながら笑顔になる。
空襲で祖母や母を失い、戦後、心を患っていた父親も「こんな時代だからこそおはぎが人を笑顔にする」と元気を取り戻した矢先に逝ってしまう。
最愛の夫稔(みのる)が戦死したとの報を受け、嫁ぎ先で居場所を失った安子は、一人娘のるいとともに大阪に出て、女一人でるいを育てる。
安子は、子どもの頃、調理場で覚えた芋飴を作り売りしながら生計を支えた。
戦後の混乱の中、泥まみれになりながら必死で生きた安子。
安子の生きる力は、何だったのでしょう。
もちろん、るいの存在は安子の生きる力の源泉だったと思います。
でも、日々生活する力、つまり日銭を稼ぐ力は?
子どもの頃、親から教わった菓子作り、お父さんや職人さんから学んだ良いものへのこだわり、商売をしていく中で人との接し方。人を笑顔にする真心。そして、何よりも誠実に生きていく親の後ろ姿。
全て、親が残してくれたもの。
これがあったおかげで、安子はあの大変な戦後「生きていくだけで精一杯」の状況を、子育てもしながら力強く生き続け、乗り切ることが出来たのだと思います。
親は、いつまでも子どもの面倒を見ることはできません。
もし自分が死んでも、この子は立派に生きていくことが出来るのか。
生きていくためには何が必要なのか・・・。
それは学力なのか?
学歴なのか?
今の時代、
親は子どもに要求することが多いと思いますが、
子どもは本来親から生きる術を教わります。ライオンだってゾウだって鳥だって。
子どもがこれからの時代を生きていくために、
親が子どもに出来る事はまだまだいっぱいあると思います。
パパ、ママ、自信をもって「親の生き様」を伝えていきましょう!
応援団長より😊
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