Vol. 0188
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
NHK朝ドラファンの塾長(わたし😅)は『ひよっこ』が大好きです。
大昔(40年ほど前)、子どもの頃に神石(じんせき)の母親の実家に泊りがけで行き、田んぼを作るのを手伝ったり、稲刈りをした思い出が鮮明に思い出されます。
毎回『ひよっこ』では、土間の台所の匂いや納屋の匂い、籾(もみ)を焼く煙の匂いまで、テレビの画面から漂ってくる気がして、昭和の懐かしい風景と共に、一時(いっとき)の安らぎを感じます。
さて、『ひよっこ』の第3週「明日に向かって走れ!」で、勇気湧くフレーズが出てきました。
国語力が試されるフレーズです。
東京に出稼ぎに行った父との連絡が取れなくなり、不安で暗くなったみね子が言います。
「でも。。。でもじゃない、だからわたしはやりたい。」と。
いったん消えそうになった聖火リレーのプランが、この場面以降、加速していくことになります。
「だけどやる。」に対して、「だからやる。」は強い『肯定』です。『悟り』と言っても良いと思います。その言葉は、相手に(読者に)「なぜ?」という疑問を湧かせます。聞く者に「なぜそこまでしてやるの?」という興味が生じるのです。そこで語る話し手(書き手)のストーリーは、相手を動かします。つまり、応援したくなるのです。
「だけどやる。」に継続性は乏しいですが、「だからやる。」には宿命的なものがあり、継続し未来につなげるエネルギーに溢れています。「だからわたしはやり遂げたい」という目的意識と、「何が何でもやる。」という頑(がん)とした決意が込められています。
例えば、
「苦しい、だけどやる」はカッコいいかもしれませんが、悲壮感が漂います。一方、「苦しい、だからやる」には周りを一緒に元気にするパワーがあります。みんなが「よし、わたしもやろう❗」となります。
「お金がないけどやる。」には不安感がありますが、「お金がないからこそやる。」には周りの応援を引き寄せる力があります。
「未熟だけどやる。」には弱さがありますが、「未熟だからこそやる。」には未来への成長と若々しさがあります。
これを、学習に置き換えてみれば、
「難しい問題だけどやる。」には自己正当化がありますが、「難しい問題だからこそやる。」には失敗を恐れぬ勇気があります。
「学校でやってないけどやる。」にはダメモト感がありますが、「学校でやってないからこそやる。」には開かれた世界と先取の勢いを感じます。
「難関校だけど受験する。」というと僅かな諦めを感じますが、「難関校だからこそ受験する。」というと旺盛なチャレンジ精神を感じます。ギュッと周りの心を掴(つか)みます。
第一志望を決めるとき、是非、後者の文脈で目指すことのできる高校を選んでほしいなと思います。
教室でも、弱音を吐く生徒には、「だからやるんだよ!」とはっぱをかけています。
大人もそうです。
親もそうです。
目の前の壁が高ければ高いほど、「だからこそ乗り越えていくんだ」という姿勢であれば、必ず乗り越えられる日が来ます。家族が、友達が、仲間が、助けてくれます。
諦めずに、
『継続は力なり❗』
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