Vol. 0104
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国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
何よりも、どこよりも、安心できる家族がいる。
それだけで子どもは勇気を持って自分の人生を受け入れ、困難に打ち勝ち、成長していくことが出来る。
夏期講習の谷間に読んだ『ワンダー WONDER』の感想を一言でいうと、こんな感じです。
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下顎顔面異骨症(かがくがんめんいこつしょう)でゾンビのような顔を持って生まれてきた少年オーガストの物語。
ニューヨーク、マンハッタン。年齢は十歳。初めての学校。新しい友達。裏切り。いじめ。友情。
「ピンチはチャンス!」とよく言われますが、オギー(オーガストの愛称)に訪れるピンチはそんじゅそこらのピンチとはわけが違う。屠殺場に引かれていく子羊のような状況に、チャンスなんてひとかけらも見えない。
でも、パパもママもオギーに勇気を持って人生を歩んでほしいと願い、オギーを学校に通わせる。
私だったらどうだろう?
いじめられることが確実なのに、自分の愛する子供を学校に預けたりするだろうか?
でも、だからと言って一生、子どもを守ってやることなんて親にはできない。
親は先に死ぬのだから。。。
子どもの将来を真剣に考えた時、親に出来ることは何か?
『ワンダー WONDER』にはその答えが書いてある。。。
いや、書いてないっ!
どこにも書いてない!
オギーのママは、もっぱらオギーの言葉を聞き、オギーのパパは年がら年中家族のみんなを笑わせる。
ただそれだけ。そんな普通の家族なのだ。
でも、普通って、、、難しい。
『ワンダー WONDER』に出てくる子どもたちはそれぞれに悩みを抱えている。
でも、安心し信頼し合える家族さえいれば、子どもは勇気を持って一歩前進し、ピンチをチャンスに変えることが出来る。
親に出来ることって、子どもが外で思い切りリスクを取ったり、踏ん張ったりできるように、普通に「ほっ」とできる家庭環境をつくることだと思う。
それは子供にとっては安全な避難場所。
子どものあゆみや通知表を見て、「勉強しなさい!」と言うのが親の役目では無いはず。
まずはパパとママがその通知表の成績に対して何が出来るかを自問することから始めるってどうでしょう?
子どもがいつでも帰って来て、受け入れてもらえて、体と心を休められるような家庭環境を作る事。
まず、これでしょう。これこそ親の役目。
オギーの家庭にはそれがあった。
これさえあれば、世の中どんな困難も解決できるでしょう。
どんな絶望の淵に立たされようが、生きていくことが出来るでしょう。
物語の最後、ビーチャー学園の修了式。オギーがみんなの前で最高の賞を受賞します。
オギーのママにとってもパパにとっても最高の賞。
“You really are a wonder, Auggie.”
子ども一人ひとりが「ワンダー」です。
子どもの可能性を信じて!
お母様、お父様、よろしくお願いします。
P.S. ところで、オギーのママを『オギママ』と呼んでいるのは私だけ?(笑)
さてさて、夏期講習もあと数日となりました。
ピンチはチャンス!
まだまだ頑張りましょう!