Vol. 0034
先週、2学期の定期考査が終わって、
今日から答案が返ってきています。
塾では、先週までの嵐の対策期間が終わり、
どんな結果になるか、
ワクワク!
でも、内心ドキドキ。
「あれだけ頑張ったんだから結果は出るはず。」
と思いつつ、しかし、本番はどうだったのか、、、心配。
月曜日の夕方、中学生たちが教室に入室してきます。それぞれ、
「せんせー、答案返ってきましたー。」
「これ見てくださーい。」
「持ってきましたー」
「はいこれ。」
「げっきちーん!」
などと言いながら、答案を渡してくれます。
以前は、答案を持ってこなかったり、
学校の机の中にグチャグチャに
入れたままにしていたり、
無くしたり、捨てたりしていた子も
いたのですが、
今では何も言わなくても、ほぼ全員、返却された答案を
持って来てくれるようになりました。
そして、何をするかというと、生徒と一緒に、
答案を見ながら、どんな問題が出たかとか、
どんなところでミスをしたのか?
時間配分は? 周りのクラスメートたちは?
先生はどんなことを言っていたのか?
とか話し合います。
話し合うと言ってもほぼ雑談。100%雑談。
1時間くらいテスト問題の事で盛り上がっています。
例えば、今回中2の数学で、「食塩水の濃度」と
「電車と鉄橋」の問題がバッチリ予想的中でした。
国語の問題も的中したのがあって、
みんなもちろん解けています。
イェーイ!
それで、結局何が言いたいのか。。。
塾に来て、勉強もせず、テスト結果のことで雑談して
それでいいのか。。。
僕の考えは、それでいいのだと思います。 🙂
生徒たちは、見てほしい。聞いてほしい。
そして、褒めてほしい。
これ、すごく大事だと思っています。
定期考査というと、生徒にとっては一大イベント。
しばらくは好きなゲームや部活、テレビを我慢して、
授業の復習をやらなくてはならない。
まとめのノートを作らなくてはならない。
ほとんどの生徒は苦痛を感じます。
いくら理科が好きでも、英語もやらなくちゃならない。
いくら数学が好きでも、音楽も美術もやらなくちゃならない。
時には、夜遅くまで勉強することもあったと思います。
そういう努力の結果、
本番でライバルに勝った。クラスナンバーワンになった。
前回よりも点数が上がった。
それを、僕に言いたいのです。何故なら、テスト対策期間から、
ずっとその努力を見ているから。
そして褒めてもらいたい。
ただただ承認して欲しい。
生徒一人一人にストーリーがあると思います。
それを大切にしてあげたいと思っています。
それが次回のテストに、これからの学習意欲に
繋がります。
これこそ、個別指導と謳う所以なのです。
生徒の横に座って問題を教えるだけが個別では
無いと思っています。
逆に、僕も生徒たちから教えられます。
僕も今以上にがんばらなくては!。。。と。