Vol. 0641
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
先週のバス置き去り事件を受けて、各地の幼稚園でバスの中に取り残されたときを想定した訓練がされるようになりました。
3・4歳の子にとってバスのクラクションを鳴らすのも難しい(固いから)と知って、事前に訓練することは必要だなと改めて思いました。
保育所や幼稚園って、それまでずっと家の中で育ってきた子どもが初めて家の外で、親のいないところで長時間過ごす場です。
親の手が届かないところで、子どもがちゃんと周りと歩調を合わせながら、ある程度自分の事は自分で出来るように訓練されていくところです。
自分で手が洗えるとか、自分で着替えられるとか、自分でカバンの支度ができるとか、自分の事が自分で出来るようになるというのは、集団生活の中で大変重要なことです。
でも、そういうものは「自立」とは違います。どちらかというと「躾(しつけ)」に近いものです。
それは、親や先生がやらせたいことを子どもにやらせているだけのことで、「自立」とは言わないと思います。
誤解しないでくださいね。自分で手が洗えることや自分で着替えられることは、幼稚園や学校で、いや、もっと広い意味での社会生活で、非常に重要なことです。
ただ、親の手が届かない場所にいて、しかも先生や保育士の目が届かない可能性がある以上、本当の意味で、「自立」した行動が出来るように指導する必要があると思います。単に「扱いやすい子」「育てやすい子」を作るのではなく、自分で考えさせる指導が必要なんじゃないかなと思います。
子どもが自立を学ぶ場として、その第一歩が保育所や幼稚園という空間なのだろうと思います。
もちろん幼稚園の子に一人前の大人並みの自立を期待しているわけではありませんよ。
危険なのは、親や先生が、言ったことをそのままやる子どもを見て、「この子は良い子だね」と安心してしまっていることです。
言われたことをやるって結構楽なこと(幼稚園児にとっては大変なことですが)ですから、子どもの頃にそういう習慣が付いてしまった子は、周りから「模範生徒」のような扱いを受けるかもしれません。
でも、そういう人は、結構な確率で社会では使い物になりません(笑)
本当の自立とは、親や先生がやって欲しいことを無批判にやってくれる子のことではなく、やりたいことを自分で見つけ、夢中になってそれをやれる子のことだと思います。
周りから見ると、「ちょっとこの子クセがあるね」とか「ちょっと扱いづらいね」と言われるくらいがいいと思う。
親が「そんなことはやめて、これをやりなさい」と言って育てていると、本当の自立ができないまま、指示待ち人間(使えない大人)になってしまいます。
子どもの「夢中」を潰さないようにしましょう。
少しくらい言われたことが出来なくてもいい。自分がやりたいことにとことん集中して取り組める子なら、将来しっかり自立して、自分の道を進むことができるでしょう。
応援団長より😊
お知らせ
漢検 申込受付中、一般の方歓迎。
漢検実施➀:2022年6月25日(土) 申し込み:5月10日で〆切りました。
漢検実施➁:2022年10月29日(土) 申し込み:9月6日で〆切りました。
漢検実施➂:2023年1月28日(土) 申し込み〆切:12月6日
数検 申込受付中、一般の方歓迎。
数検実施➀:2022年6月18日(土) 申し込み:5月03日で〆切ました。
数検実施➁:2022年10月 開催予定なし
数検実施➂:2023年2月18日(土) 申し込み〆切:1月03日