Vol. 0620
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
今日は府中第二中学校の中間テストの日ですね。生徒さん達が机にかじりついている姿が目に浮かびます😀
さて、中学校に進学すると「定期テスト(定期考査)」っていうものがあります。当然のことです。
でも、この定期テストって意味あるんですかね・・・?
「あ~こいつまた変なこと言ってる~」
と思われたかと思うんですが、うん、確かに変なこと言ってますね(笑)
現状、定期考査は、一学期に1回(又は2回)、二学期に2回、三学期に1回の計4回(又は5回)ですね。
年4回だとすると、平均すると3カ月に1回という間隔となりますが、現実は、、、
一学期の期末考査=4カ月ぶり
二学期の中間考査=3カ月ぶり
二学期の期末考査=1カ月半ぶり
三学期の学年末考査=3か月半ぶり
のように、「定期」と言いながら一定間隔になってないのが現状です。
特に、前学年の三学期から4ヶ月経った頃に実施される一学期の期末テストでは、学年が上がった段階での学習の未熟度を発見することが遅れてしまいます。おまけに、一学期期末は範囲が広く科目もフル九教科で内容は濃密となっているので、準備が遅れると致命的になります。しかも、期末テストが終わったらそのまま夏休み🌻に入って遊んでしまうので、二学期からは下位層確定となります。
もし、三学期の学年末テストをいい加減に過ごしてしまうと、二学期の期末から一学期の期末まで、7カ月間定期考査消滅🎉したような状態が発生するわけです。もう、この7カ月の空白期間は、リカバリー不可能案件です。うわぁー💦
府中第二中学校や府中第九中学校のように一学期に中間考査がある場合は、年5回の定期考査となり、
一学期の中間考査=2カ月ぶり
一学期の期末考査=2カ月ぶり
二学期の中間考査=3カ月ぶり
二学期の期末考査=1カ月半ぶり
三学期の学年末考査=3か月半ぶり
ですから、一学期に学習の遅れを見逃すことは少ないかもしれませんが、三学期の学年末考査までに3か月半の魔のフリーフォール期間(クリスマス、冬休み、お正月)があるので、ちょっとでも油断すると三学期には下位層確定となります。
中学校の先生にとって、定期考査って「やらないよりはやった方がいい」くらいの位置付けなのかしら?
やったらやりっぱなしだし・・・
親御さんも、
「定期考査の結果を見て、学校の先生はうちの子の点数が悪いことを把握しているはずだから、何とかしてくれるだろう」
というのは甘~い考え。
「しばらく様子を見て、次の定期考査で成績が下がるようだったらパパに相談して…。」
なんて考えていたら、あと3か月後、4か月後の定期考査で現実を見て驚愕することになるでしょう。
学力の低い子が一人の力で、人の2倍・3倍がんばって原状復帰するのはムリですから。(⇐この場面で、お子さんに「勉強しなさい」「がんばりなさい」と言ってしまう気持ちはわかりますが、現実的に難しいことをご理解くださいね。)
定期考査で見えるのは氷山の一角。水面下の大部分で大量の学力の土台が崩れ落ちているのです。
問題は、定期考査の間隔が長すぎるんですよ。最近は学力の二極化が進んでいますから、もう、底辺層のお子さんにとっては、定期考査なんて入試レベルにハードルが高いんです。
それでいて、上位層にとっては定期考査で高得点を取る子が固定化してくるので、入試に向かって油断する原因になります。
つまり、せっかく中学校の先生が頑張って作った問題が、どこにも刺さらない。。。
だから、定期考査なんて意味がないんじゃないか・・・と言ってるのです。
今後は、定期考査の間隔をもっと短くして、細かく学力の現状を把握したり、また、底辺層を救済したり、中間層にも上位を目指すきっかけを作ったりする必要があると思います。
まぁでも中学校を変えるのは難しいので、塾でやっている定期考査の復習や、毎月の実力テストは、その僅かな学力の変化を早期に発見し修復するために非常に有効だと思っています。
そして、忘れてはいけないのが、リカバリーには時間が掛かるということです。
塾に入ったからもう安心、、、は無いです。
応援団長より😊
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漢検実施➀:2022年6月25日(土) 申し込み〆切:5月10日
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