Vol. 0400
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
前回のブログの続き。早速行きましょう!
『ズームイン朝!自習室』には大きな目的がありました。
目 的 : 学校に頼らない自立心を身に付ける
この目的達成の手段としてZOOMを使い、
学校再開までの目標: 休校期間毎日ZOOMに繋げて学習習慣を絶やさない
毎日の目標: 同じZOOMの勉強空間でみんなと一緒に集中する
学習内容:学習に係わることなら何でも良い、読書もOK
ただし、参加者の集中力を削ぐような工作物や実験はNG
期 間:5月7日(木)~休校期間明けまで(日曜日も含む毎日)
時間帯:毎朝9時~12時の間
としました。
結果的に、ZOOM朝自習室はドンピシャ🎯のタイミングだったと思います。
理由は、緊急事態宣言の延長とともに、学校の休校も延長され、
学校から出される宿題の量が、4月の頃の2倍以上になっていたからです。
学校によっては、学校の時間割のコピーが渡され、それに沿って家で勉強するように指示されているところもありました。
これは、学習習慣のない子、自主的に机に向かう事の出来ない子にとってはほぼ不可能となります。
多くの保護者さんにとっても『丸投げ型・時間割ベースド家庭学習』は、猛烈なストレスの原因になりました。
そんな時に朝9時から始まる『ズームイン朝!自習室』は大いに役立ったようです。
もちろん塾生全員がオンライン自習室に参加したわけではなく、
参加者の中でも初日の5月7日から最終日の6月14日まで、38日間、毎日続けられた子はゼロでしたが、
ほぼ毎日参加し、38日間で累計80時間の学習量をこなした達人もいます。
塾生さんの36%が最後まで「レギュラーメンバー」的な存在でした。
38日間の累計勉強時間の平均は、29.2時間。
参加者の一日の勉強時間の平均は、1.9時間でした。
日曜日の朝など、「今日は参加者いないだろうな」と思っていても、
9時になるとドドドッとZOOMの待機室に生徒さんの名前が現れて
「あぁすごいなぁ」と毎回思っていました。
なぜ続けられたか
続けられた子には2つの共通点がありました。
それは、
① 自分で、毎日の時間数を記録した。
② 目標を達成した時のご褒美を決めていた。
● ママと二人でドライブしたい。
● 一日のZOOM自習室と同じ時間ゲームできる。
など
このちょっとした工夫が、継続の鍵なんですね。
このような工夫には、やはり保護者さんのご協力が欠かせませんでした。
保護者さんの目線
オンライン自習室って私や保護者さんたちの子ども時代にはなかったものです。
想像すらしていなかったもの。
自習と言えば、学校の図書室や市の図書館。
街中では、24時間のマクドナルドやファミレスが定番でした。
なので、「自習室をオンラインでやります」と言われてピンとくる保護者さんは、ほぼいなかったと思います。
しかし、「この時期やれるものはやってみよう」という積極的なママさん達が多くいらっしゃって、
わたしにとっては、大きな励みにもなりましたし、非常に助かりました。
ママさんの中には、ズームイン朝!の徳光さん⇒福留さん⇒福澤さんの遍歴を知ってたり、Wickyさんのワンポイント英会話でウィッキーさんが激走するのを楽しんでいた人もいて、安心しました(笑)
以下は、保護者さんから『ズームイン朝!自習室』の感想です。
ポジティブな感想が多い一方で、途中からオンライン自習室を使わなくなった子もいます。
これはこれで、全然OK!
もっと、途中離脱した生徒さんの状況を知りたいなと思っています。
『場』の力
わたしは、塾講師になる前は、電磁気学の専門家だったので、ちょっと場って何か説明しますね。
私たちは常に、電場とか磁場(合わせて電磁場)と言うものに囲まれています。
地上波テレビやスマホの電波も電磁場の中で基地局と端末の間を行き来しているんですね。
場の中にある電子や電荷をもつ粒子は、場の力に逆らって動くことが出来ません。
例えば、磁石のN極はS極と引き合い、同じ極同士は反発し合います。
電磁場の中の電子と同じように、
子どもは、『場』の中で勉強します。
『場』というのは雰囲気の事です。
雰囲気や環境には、電磁場のような大きな力があります。
勉強する雰囲気じゃないところで、勉強することはできません。
子どもが勉強しているそばでテレビが点いていたり、
子どもの勉強部屋にゲーム機があったり、
スマホのLINEで常にメッセージが入ってきたり、
集中しているところに話しかけられたり。
こんな環境で勉強できるわけないですね。こんな環境は子どもを勉強しないようにしないように向かわせる『場の力』を持っているのです。
言い方を変えると、子どもは『場の力』に素直に従っていると言えます。
自分の意志で、どんな環境にいても勉強するというのは、相当意識の高いお子さんでしょう。
勉強しないお子さんには、勉強する『場』が必要です。
『場』さえ整えてあげれば、今までの「勉強しなさい🔥」の苦しみはきれいに消えていきます。
誤解の無いように言いますと、勉強部屋が『場』ではありません。
家族みんなの雰囲気であり、地域の雰囲気が『場』を作っているのです。
だから、学区を変えるために引っ越す人もいますよね。
オンライン自習室は、まさに勉強する『場』を提供しています。
ZOOMの自習室にログインして入ると、一瞬で自宅が学校の教室になり、塾になるのです。
これはわたしにとってコロナ危機で得た貴重な学びでした。
ご協力いただいた、ママさんパパさん生徒さん、
ありがとうございました❤
応援団長より
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