Vol. 0293
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
今日は、ネガティブな書き込みなのでご注意ください。
行きたい高校のレベルが高すぎたり、倍率が高くて、
合格率が低いと判断したときに、
志望校を下げることがあります。
誰でも不合格は嫌なものですから、
安全圏の高校に出願することに異を唱える人はいないでしょう。
特に、都立高校は1校しか受けられないんだから・・・。
しかし、質問です。
その高校は行きたい高校ですか?
今日は志望校を下げた時のリスクについて書きます。
Contents [hide]
RISK その1. もし安全圏の高校に落ちたら
入試というものは想定外のことが起きます。
もし、志望校を下げて受かりやすい高校に変えたにも拘(かか)わらず
そこに落ちてしまったら・・・
その時の心理的ダメージは計り知れません。
例えて言うなら、
大敵を避けて、小敵に戦いを挑み、
侮(あなど)ったが故に大敗を喫してしまうという。
周りからの評価が落ちる以上に、自分自身のセルフイメージがズタズタになる
最悪のシナリオです。
これは、その先の大学受験や就職活動にも及ぶトラウマになりかねません。
RISK その2. 応援してもらえなくなる
安全圏に変えたことで、周りは安心します。
「あの高校だったら大丈夫だろう」と。
周りからの関心が急に萎(しぼ)んで、
放って置かれるようになります。
放って置かれるならまだしも、「ちょっとこれ手伝って」とか言われてしまいます。
受験生オーラが消え、普通の人に戻ってしまいます。
RISK その3. 合格しても喜べない
入試を受けてみて、予想通り合格。うれしいですか?
もちろん嬉しいと思いますが、
周りからは「受かって当然」という反応が返ってきます。
こんな ↓ 思いはありませんか?
「これだったら第一志望でも合格していたかもしれない。」
もしこんな思いが湧いてくるなら、単純には喜べませんね。
RISK その4. 友達は志望校を変えないで合格
「俺は逃げてしまった」と
後ろめたさを感じる。
自分よりも友達が輝いて見える。
RISK その5. 高校生活にワクワクしない
歪んだプライドにこだわり、せっかく受かった高校を舐めてしまう。
4月からの高校の授業にはついていけるでしょう。
しかし、高校は甘くありません。侮っていると成績が落ちて来ます。
ダラダラしているとあっという間に底辺。
RISK その6. 人生で安全圏しか狙えなくなる
合格は手に入れたものの、
「受験をやり抜いた」という達成感を手に入れることはできない。
今後生きていく上での大事なものを得る機会を逃し、
将来、何かのチャンスがあっても、一歩踏み出す勇気が出てこない。
人生全般的に無難な行動パターンとなり、
いつしか片隅に追いやられてしまう・・・かもしれない。
——————
以上、志望校を下げた時のリスクを書いてみましたが、
必ずしも、そうなるとは限りません。
上の文章のすべてに「・・・となるかもしれない。」と入れて読んでください。
志望校を下げることで、合格確率が上がり、すべて順風満帆となる・・・
というわけではない、と言いたいのです。
志望校を変えるにしても、変えないでそのまま受験するにしても、
最後まで全力を尽くす人に勝利の女神は微笑みます。
応援団長より
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