Vol. 0243
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
二学期の期末考査が終了しました。
みんなよく頑張りました❗
特に中3生は、結果が内申点に響くので、1点2点に敏感です。
そんな状況で、ある中学校3年の国語の問題に気になることがありました。
答えは、
⑥ 隷属
⑧ 負債
⑩ 別荘
⑫ 津波
採点の済んだ国語の先生が、
「今回、⑩の間違いが多かった。『別荘』の『荘』の字の中の『士』は『士(さむらい)』であって、『土(つち)』ではないからな。下の横棒を長くしている人が多かったぞ。」
とおっしゃったそうです。
中3のRくんは「間違った~」とショックを受け、クラスの大半も「えー!💦」という反応だったそうです。
でも・・・
でも、本当にそうなの?
こんな時は、以前のブログでも紹介した文化庁の文化審議会国語分科会のWEBで調べるのが一番。『常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)(案)平成28年2月29日』のp.41に、
画の長短が字体の判別に関わるものとして「士」と「土」が挙げられるが,これらが別の漢字の構成要素になっている場合に,必ずしも長短を問題にする必要のないもの
として、
『荘』
が挙げられています。
構成要素としての「士」と「土」について,横画の長短が問題にされないのは,漢字の右部や上部の狭い部分にはまるような場合が多い。「士」と「土」と同様に,横画の長短が字体の判別に関わるものに「末」と「未」があるが,構成要素としての「末」と「未」は,音符(漢字の音を表す部分)となっているケースが多いことなどのため,長短が入れ替わるように書かれることが少ない。
つまり、
という結論です。
勇気を持って、1点、2点、取り返しましょう!
応援団長より
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