Vol. 0224
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
わたしが理科好きになったのは小学校の頃だったと思います。
小さいころから何故か匂いに敏感だったので、
理科実験では、
普段匂う事のない不思議な匂いにワクワクしていました。
化学薬品や接着剤の匂いとかも好きでしたが、
雨の匂いとか、森林の匂いも好きでした。
特に好きだったのは、堆肥(たいひ)の匂い。
夏、堆肥の山からカブトムシの幼虫を掘り出すとき、
どの堆肥にカブトがいるか、匂いで判断できたりしたんです。
すごいでしょ(笑)
さて、
話がマニアックになり過ぎているので、ここら辺で止めて、本題へ・・・
理科の良いところは、五感を使うところです。
五感とは、
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五つの感覚。
人間の感覚の総称です。
他の科目で五感を使う科目は有りません。
他の科目は、教科書読んだり、計算したりでちょっと地味ですね。
でも、理科の実験では、爆発を見たり、内臓を見たり、鉱石を触ったり、酢酸(さくさん)を舐(な)めたり、硫化水素(りゅうかすいそ)を嗅(か)いだり・・・
これが面白くなくて、どの科目が面白いんですか!?
と言いたいです。
でも、理科が好きな子って最近減っているそうです。😭
参照:「理科離れ」の根底は「国語離れ」
中学に入る段階で、かなりの数の子が理科嫌いになっているような印象があります。
中学で、理科嫌いの子に理科を教えるのは、かなり苦労が付きまといます。
それは、理科の実体験が少ないからなのです。
小学校でいろいろと実験をしているはずなのですが、
積極的に参加していないために、やったことを覚えていないのです。
新しいことを学ぶときに、過去の実体験に繋げながら学んでいくと思うのですが、過去の実体験が乏しいと、新しいことを学ぶのが難しくなってしまうのです。
例えば、
中1の二学期では「光の性質」で凸レンズのはたらきを学ぶのですが、
小学校の時に、レンズを使って太陽光で紙を焦がしたり燃やしたりした実体験のない子(またはそれを覚えていない子)に、凸レンズの焦点について教えるのは一苦労です。
何故なら、「光」という物理的な存在を意識したことのない子に、「光」が通るとか、「光」が集まる。。。など言っても難しいのです。
やはり、「百聞は一見に如かず」なんです。
理科は実験が本当に重要。
そして、五感を使って楽しみながら勉強するのが一番!
今だったら、台風の仕組みとか勉強するとおもしろいでしょう。だからと言って増水した多摩川に近づかないように!
もしお子さんが小学生なら、積極的に山や川に行って自然の匂いを嗅ぎながら、
五感を使って遊ばせてやってください。
科学館とか博物館とかでも、できるだけ五感で体験できるものが良いと思います。
理科嫌い・・・と言っても、星が好きだったり、花が好きだったり、料理が好きだったり、何か好きなことがあるはず。
そんな「好きなこと」を入り口にしながら、少しずつ理科を好きになってもらっています。
最近は、AI(人工知能)で仕事がなくなっていく、と言われていますが、実験や体験から新しいものを発見していくのは人間にしかできないことです。
五感を使って理科の力を付けましょう!
お知らせ1:小6中学準備講座受け付けています。
お知らせ2:2学期期末考査対策講座受け付けています。