Vol. 0213
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
幼稚園の頃いっぱい「お絵かき」して遊んでいた子も、
小学生の1・2年くらいから「お絵かき」しなくなります。
理由は、友達と一緒に遊んだり、サッカーやゲームしたりして、
人と付き合う時間が増えてくるためでしょう。
「お絵かき」はどちらかと言うと1人遊びですからね。
1人で遊んでいても、パパやママがが誉めてくれるので、嬉しくて続けられたものです。
さて、
小学校の算数では、立体図形を学びます。
直方体や立方体の表面積や体積を求めたり、
それらの組み合わさった複合体の体積を求めたり。
このとき、「お絵かき」の経験が重要になります。
教室で図形を教えるとき、特に意識して生徒さんにやってもらう事があります。
それは、
教科書に書いてある図形を、拡大してノートに書いてもらう。
そんな「お絵かき」の時間を作ります。
それはなぜか?
3つ理由があります。
1.つまらない
1つは、教科書に書かれた立体の図形は小さいし、体積をそのまま求めてもつまらないからです。
直方体や立方体なら
【体積】=【たて】×【横】×【高さ】
または、
【体積】=【低面積】×【高さ】
体積は、公式さえ覚えていれば、解ける問題です。
だから、あまり生徒のモチベーションは上がりません。
でも「図形をノートに写してから、解いてね」と頼むと、
どんな子も例外なく、一生懸命書き写そうとします。
2.空間認識能力
2つは、そもそも図形を学ぶ意義って、その図形の計算ができる事だけではないと思います。
図形の性質を説明できるようになったり、図形を頭の中でイメージし、断面図を想像したり、分解したり、展開図を作ったりするような、クリエイティブな意義があると思うのです。これ、理系脳を作っていっているのです。
だから、体積や表面積を求める事よりも、実際に自分で立体図形を「お絵かき」することが大切だと考えているからです。
3.カッコいい
3つは、立体図形を描ける子はカッコいいと思うからです。
だから、教科書の図形をうまくフリーハンドで描けた子を、
「すげー❗❗」
「上手に書けてるじゃん❗」
「うまいなー❗」
「カッコいい❗」
と誉めてあげます。
まるで、小さいころ「お絵かき」をしてママやパパに誉められた時のように、です。
これも誉め育て。
すると、「お絵かきおもしろい!」「図形は楽しい!」「図形が得意」という自己イメージができ、そこから先、図形で躓く(つまずく)ことが少なくなるからです。
図形の計算問題も、
「教科書に書かれた図を解く」では無く、
「自分で描いた図を解く」という気持ちになれば、
やる気も10倍上がります。
ということで未就学の頃の「お絵かき」の経験と、パパママに誉められた記憶は、立体図形の学習に有効です。
いっぱい「お絵かき」して、パパ・ママに誉められましょうね。
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