Vol. 0101
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。。。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
小学生にもなると、微妙な心理を表現できるようになります。
わたし「じゃ、算数からやろうか。」
Tくん「うん、算数は我慢する。。。」
ん?「算数は我慢する」という事は、算数はやりたくないってことなのかな?何で「我慢する」なんだろう?Tくんに聞いてみると、
Tくん「国語がやりたい。」
とのこと。なるほど。Tくんは「国語がやりたい」という心情を表現する時に、「国語」という言葉を直接使わずに、それを臭わす表現をしたんですね。「算数は我慢して勉強するけど、国語はいっぱいやりたい。」という事です。「は」の使い方が大人レベルで二重丸です。国語的には、この「は」の用法を「比較対照のは」とか、「限定のは」と呼びます。
それにプラスして、「算数はやる気しないけどやらなきゃいけない事だ」という自分なりの義務感を「我慢する」という言葉で表現しています。
素晴らしい!
そういう国語表現が出来るTくんを「凄い!」と誉めてあげました。
Tくんは自分の気持ちを受け止めてもらって、しかもそれを誉めてもらえて、素直に笑顔で返してきました。空気が変わりました。そして、やる気を出してくれました。
大人でもそうですけど、言葉の真意を理解してくれる人とは信頼関係が出来ますよね。
信頼関係が出来ると、その人の言う事が分かってくる。そして、(うちの場合)勉強したくなる。
これが『誉め育て』です!
こんな些細な事・・・と思われますか?ズレていますか?
でも、実は凄い事なんです。
P.S. 『国語力』について書こうと思ったんですけど、書いているうちに『誉め育て』に主題がシフトしちゃいました。ま、いっか(笑)