Vol. 0090
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。。。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
中学2年生はそろそろ『文字式の利用』の単元に入ってきました。
例えば、こんな問題が出ます。
「ある2けたの自然数から、その自然数の各位の和を7倍した数を引くと、3の倍数になる」
という事を証明する問題です。
この問題を何度読んでも、全く分からないという子がいます。
「あぁ『自然数』と言う数学用語が分からないんだな」
と思って、『自然数』を説明しても、「分からない」。
「じゃぁ、『和』が分からないんでしょ」
と思って、『和』の意味を説明しても、「分からない」。
よくよく掘り下げて聞いていくと、『ある2けた』というのが抽象的すぎて何だかわからなかったり、『その』という指示語が何を示しているのか分からなかったり、『各位』というのが「十の位」と「一の位」だというのが見当つかなかったり。
それぞれ躓いて(つまずいて)いる点を説明していくと、何となくわかるようになってくれます。
具体的な2ケタの数字を与えて、具体的に問題文に沿って計算式を作っていくと、さらにわかるようになってきます。
しかし、何だか腑に落ちていないという感じです。
何だろう。。。?
もしかして文章そのものが理解できてないんじゃないか。。。
「この文章題はね、 A - B = C という式を言葉で説明しているよね。Aは何? Bは何? Cは?」
という質問に、生徒さんは止まってしまいました。
A=「ある2ケタの自然数」
B=「その自然数の各位の和を7倍した数」
C=「3の倍数」
だからね、問題の文章は、
「Aから、Bを引くと、Cになる」
と書かれているんだよ。
と説明すると、パッと明るくなって、
「あーそーかっ!うわぁ!」
と驚いて、すっかりニコニコ顔になりました。
その後は、どんどん自分で進めて行けるようになりました。
あー良かった。ホッ 🙂
つまりは、国語力なんです。
数学の問題だからと言って、数学の問題を何度も何度も解かせて成績を上げようとしたって、その土台となる国語力が出来ていないと、数学の文章題など解けるわけがないのです。
中2の数学が出来ないからと言って、レベルを中1に落として繰り返し学習したからと言って、段階的に出来るようになるといった単純なものではないのです。
増してや、「出来ないのは、やる気が無いからだ!」という根性論でもないです。
国語の土台を固めること。
これしかないのです。
国語力、国語力、国語力!
府中夢教室で、すべての学力の土台である国語力を鍛えませんか!