Vol. 0054
一方で塾をしながら、その一方で、
二人の小学生の父親である私は、
世のオヤジさん達と同じように、子育ての悩みを
抱えています。
悩みというのは何かというと、
実の子供たちとのコミュニケーション。
塾の仕事が夕方から夜にかけての仕事なので、
子供たちと話せる機会が圧倒的に少ないのです。
この前も、深夜、仕事から帰ってくると、
家族はみんな寝ていて、家の中は真っ暗、しーん。
小さい電気を点けて、テーブルの上をみると、
プリントが置かれていました。
手に取ってみると、小3の娘の宿題のプリントでした。
ここまでは、まぁいつものことで、
「また先生から花丸もらったのかなぁ」
と思いながら手に取ってみると、、、
そのプリントには何やら矢印の書かれた付箋紙(ふせんし)が。
たぶん妻が付けた付箋紙でしょう。
「何だろう?」
矢印の先を見て、打ちのめされました。
「もっと、ぱぱに、おしえてもらいたいです。」
と、書かれていました。
そして、深夜のキッチンに立ったまま、急激に反省モード。
確かに、最近は全然こどもの勉強見てやってなかった。
遊んでやってもなかった。
もし、運動会の前にかけっこの練習に付き合って
あげてたら、娘も1等賞が取れてたかもな。
「走るの練習したーい」って言ってたのを
聞いていたはずなのに、何もしてやってなかった。
頭の中はずーっと仕事 仕事 さらに仕事。
これじゃぁダメだ。
親であることは想像を絶するほど忍耐のいる仕事です。
~ ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス著
「子どもが育つ魔法の言葉」より
頭でわかってはいても、
行動に移していない自分がいました。
さて、次の朝、
私は子供が起きる前に起きて、子どもたちが
起きてくるのを待ちました。
実際、子どもと接することが出来るのは
朝しかありません。
以前は深夜の2時、3時に寝て、子供が学校に
出てからボソボソと起きてくる事が多かったのですが、
それは、やめました。
必ず朝は一緒に起きて、挨拶をして、
子どもたちを学校に送る出すことにしました。
スキンシップが格段に多くなりました。
顔を洗いながら、子どもが学校のことを
話してくれます。話すのに夢中になって
ママから「早くこっちに来てさっさと食べなさい!」
と怒られることもあります。
そんな時ママは、
「もう、あなたが朝起きると子供が遅くなる」
と愚痴を言うのですが、
まぁそんなに怒っている風でもなさそうなので、
とりあえずOKとしています。
こどもたちと会話したり一緒の時間を過ごすこと
の貴重さを体験している今日この頃です。
それを気づかせてくれた子供たちに感謝。
ありがとう。
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