Vol. 0019
イソップのウサギとカメの話。
有名ですね。
当然勝つと思っていたウサギはどんどん先へ行き、ゴール前で余裕綽々で居眠り。その間に休みなく歩き続けたカメは、ゴール前で寝ているウサギを追い越し、先にゴールを切って勝利。
この結末には誰しも「え~っ」て驚きますね。
でも、一呼吸おいて、
「現実の世界、そんなこと有り得ないよ。」
「そもそも、挑戦状が無謀」
「なんでそんな無謀な勝負したのよ」
「所詮、カメはカメ」
「寝るのが悪いよ」
「ウサギは自業自得」
「たまたま、ウサギが寝てくれたからよかっただけ」
「能力の差はハッキリしてるでしょ」
「そんなの、無理、無理」
「たまたま、そのウサギがのんびり屋だったから」
「ウサギは運が悪かったね」
と思って、即、評論家モードになっていませんか。
自分の知識のフィルターをかけ、物語を評論し、結局、何か自己満足して、頭から消し去っていませんか?
でも、実際カメは勝ったのです。それは事実。
「おっカメさんがんばったね」
「勝ったカメ、うれしかっただろうな」
「カメ、最高!」
「カメさん、夢がかなったね」
「挑戦状なんて、勇気がいっただろうに」
「すばらしい!」
「カメの英雄だ」
「ミラクル!」
「こっちまで勇気をもらったよ」
「よし、この企画、がんばろう」
「ダメもとで、やってみるか。」
「一歩、踏み出してみるか。」
「やってみなきゃ、わかんないもんだな」
「ウサギさん、次はがんばれよ!」
と、共感し、現実につなげる人もいると思います。
その差は、何なんでしょう。
その差は、「行動力」です。
いくら価値ある話を聞いても、いくら価値ある情報を得ても、「行動」が無ければ、結果は出ません。いくらその行動が無謀でも、やらないよりやった方がいい。
インターネットでは情報が氾濫しています。有益な情報やコラムもありますが、大半は行動を起こさない人の、無責任な常識論であったりします。自分が行動しないための理由を一生懸命考えて、発信している。
さぁ、結果が欲しいなら夢に向かって行動しましょう。
心配かもしれません、不安で夜も眠れない日々が続いているかもしれません、でも行動しましょう。結果は必ずついてきます。
カメさん、ありがとう。