Vol. 0200
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
わたしが4年前に受けたコーチングのセミナーで、
YOUメッセージとIメッセージ
というのを教わりました。(講師は木下晴弘先生)
YOUメッセージとは、主語が「あなたは」「あなたが」のメッセージで、人を評価する「評価メッセージ」。
Iメッセージとは、主語が「わたしは」「わたしが」のメッセージで、人を承認する「承認メッセージ」。
という事。
親子で会話をする時には、このYOUメッセージ・Iメッセージを使い分けると会話がスムーズになります。
前回のブログで、「うちの子、何考えているかわからない」という悩みを取り上げましたが、
お子さんが小学生で、親から評価されたいと思っている時には、YOUメッセージで、
「(あなたは)よく頑張ったね。」
「(あなたは)よく食べたね。」
「(あなたは)よく先生の話を聞いてるね。」
と評価をしてあげる(つまり誉めてあげる)と、子どもはどんどんやる気を出します。
一方、中学生になり、思春期で何でも自分でやりたい、親の指示は受けたくないという時期になると、
親のYOUメッセージがうっとうしくなります。
同時に、学校の教科も多くなり、それほど単純に成績が上がらなくなると、
親からのYOUメッセージは、
「(あなたは)勉強しなさい。」
「(あなたは)勉強してるの?」
「(あなたは)提出物はだしたの?
子供への低い評価、または批難、叱責へと変わっていきます。
ここに、コミュニケーション氷河期がやってくるのです。
こんな時に、非常に有効な手段があります。
それが、Iメッセージです。
「わたしは、こう思う。」
「私はこう感じる。」
「わたしはxxしてた。」
「私はxxする。」
という言い方をして、コミュニケーションを取るのです。
「わたしはこう思う」と言っている人にいちいち反論しても意味がないわけですから、
相手は、「あそう」と言うしかないわけです。
具体的には、
「テスト勉強頑張ってるね。ママは嬉しいよ。」
とか、
「クラブ活動休まず出てるね。パパはハッピーだね。」
とか
「テスト前にテレビばっかりで、ママは悲しい。」
とか
「提出物が出てないって聞いたけどどうした?パパは心配だな。」
とか
「ママ、悩んじゃうね。」
とか
「パパが手伝えることあるか?」
とか
こういうIメッセージを多用するように気を付けてみると、
自然に、子どもってその不安を取り除いてくれるように行動してくれます。
Iメッセージで子どもの行動の方向性を付けてあげるのです。
「なんだ、簡単じゃない😏」と思われるかもしれませんが、
ここで、注意が必要なのは、
Iメッセージは、YOUメッセージよりも、より客観的な観察力が必要になるという事。
これは何故かというと、
Iメッセージでは、自分の認識を相手に話すわけですから、認識がそもそも間違っていたらコミュニケーションが成り立たないのです。
日々、お子さんの変化に注意して観察することでIメッセージでの会話が出来ます。
気軽に(悪い点だけを見て条件反射的に)「勉強しなさい。」と言うより、もっと難易度が高いのがIメッセージです。
日頃注意しながら、やって見てはいかがでしょうか。
※このIメッセージ、実は夫婦関係の改善にも絶大な効果があるんですよ。
では、ゴールデンウィーク終盤ですね。お気を付けて。❤
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