Vol. 0178
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
教室では春期講習が始まる前に、学力診断テストを行います。
これは通常、新入塾生に行うものですが、学年が進む春期講習の時には既存生全員にやってもらいます。
目的は、旧学年のやり残しや弱点をカバーするために、
何が出来て、
何が出来ていないか
をはっきりさせることが目的です。
そして、旧学年の出来ていないところを克服し、新学年の準備をすることが春期講習の大きな目標となります。
さて、
出来ていないところが発見されて、その単元を復習する。。。という単純な手法では、弱点や苦手を克服できないことがあります。
つまり、バンドエイドを何枚重ねても所詮(しょせん)バンドエイドはバンドエイド。
根治(こんち)には至りません。
土台が腐っている上にきれいな家を建てても直ぐに倒れてしまうようなものです。
例えば、中2の一次関数が出来ない子にとって、一次関数を何度も復習してもなかなかできる様にならない。
そんな時は、中1の「比例・反比例」を復習したり、その前の小6の「比」や、小5の「2つの数量の関係」や、小4の「折れ線グラフ」などができているか、確認する必要があります。
なので、学力診断テストを1学年や2学年落として、「できない、わからない」の起源を探っていきます。
これは、かなり手間がかかる作業ですが、春休みだからこそ出来る大手術でありあります。
「塾に行っても、成績が上がらないんです」と、お悩みのお母さん・お父さんが多いと思いますが、
根をしっかり生やすことをまずやらないと、しっかりした幹は伸びないし、多くの葉や枝を支えることは出来ません。
花ばかり追いかけるのは、いったん休止して、お子さんの根をしっかり張る春にしましょう。😄