Vol. 0609
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
あっという間の春休み、パパママはできるだけお子さんと一緒に遊んであげたり、勉強を見てあげたりしてくださいね。
さてこの時期、塾では新規のお問い合わせを頂きます。
「さらに上を目指す」というお問い合わせもありますが、圧倒的に多いお問い合わせは「成績不振」。
我が子の成績不振はいつの時代も子育ての大きな不安材料になっています。
「この状態を放置しているととんでもないことになる!」
と危機感を抱いて、塾に足を運ぶのですが、
一緒に来られるお子さんご本人は、
「まだ大丈夫。」
と思ってたりして、なかなか面談で話がまとまりません。
通知表に『2』があったとしても、
Aくん「大丈夫。」
わたし「数学が苦手なのかな?」
Aくん「定期テストでちょっとミスった。」
わたし「じゃぁ英語は?」
Aくん「・・・」
わたし「基礎からやった方がいいんじゃない?」
Aくん「部活忙しいし」
わたし「そんなに忙しいと勉強する時間無いじゃん。」
Aくん「でも部活は休めない」
わたし「『2』はヤバいよ」
Aくん「いや、俺よりヤバい奴いるよ」
わたし「そっか」
Aくんは親に無理やり連れて来られて気分は最悪。塾なんて嫌だと頑なに拒んでいます。
この状態で無理やり入塾しても、残念ながら成績は上がりません※。
※「すぐには上がらない」と言う話
成績は上がりませんが、しかし、
わたしはそれでも保護者さんに入塾を勧めています。
成績が上がらないって言うのに、なんで毎月高い授業料払って通わせなくちゃいけないの?
と思われるでしょう。
それは何故か。
理由➀ 学校は、通知表に『2』がある子を救えない
学校の能力を考えると『3』ならまだ何とか可能性はあるでしょう。しかし『2』を取る子は圧倒的に基礎力が欠けています。小学6年のテストで半分取れません。
中学校のカリキュラムで基礎力をカバーする時間はほとんど無いでしょう。
学校システムの中で、成績『2』の子を本気で救うカリキュラムはありません。
成績『2』の子は『2』のまま放っておかれます。
理由➁ 環境が全て
人間は環境に左右されるもの。
『2』の子には、
「本人がやる気になってから塾に入れよう。」ではなく、
「塾という環境を使ってやる気を出してもらおう。」が順番です。
環境を与えることがまず先です。
たとえ本人が「自分で出来る」と言ったところで、今までと同じことをしていても成績が上がるはずはありません。
Aくんは「自分よりヤバい奴もいる」と言ってます。それはAくんが悪いんじゃなく、環境が悪いんです。
必要なのは、周りに頑張っている同世代の子たちがいる環境の中に、やる気があろうが無かろうが入ってしまうこと。
それが『2』から抜け出る第一歩です。
理由➂ 時間がかかる
『2』の沼から這い出すには時間が掛かります。
おもてに現れない基礎学力を付ける時間が絶対的に必要なのです。
漢字や語彙力が低いと、読んでいる文章も先生が言っていることも理解できません(だから『2』でも危機感ゼロ羞恥心ゼロなのです)
まず漢字からやり始めないといけません。
「いや、漢字よりも今の勉強が心配なんです」と言われることがありますが、
すみません。それは認識が甘いです。
『2』は思っているよりも闇が深く、成績不振の原因が本人以外のところにある可能性が高いです。(例えば、家庭環境)
漢字は小学校1年生から勉強していて、誰でもできる勉強です。
だから、漢字の勉強は結果を出しやすく、小さな成功体験で自信を付けていく事ができるのです。
回り道に見えるかもしれませんが、その時間は無駄ではありません。
理由➃ 成績を上げることが塾の使命
今時ちょっと歩けば塾に出くわします。それぞれの塾で工夫を凝らして生徒さんの成績を上げようと試みています。
成績が『2』であっても真摯に対応してもらえるでしょう。(ただし、実績重視で毎年○○高校合格□□人とかの広告を出している大手塾は避けたほうがいいでしょう)
ですから、ちょっと周りを見渡して我が子に合う塾を探せばいいと思います。
ただ、親が「いい」と思っても、子どもの目線で「ムリ」な塾もありますので、そんな時は、やはり、通うのはお子さんですから、お子さんの行きたい塾を選択した方がいいでしょう。
理由➄ 希望を持ち続けるため
湘北高校バスケットボール部顧問の安西先生が、
「あきらめたらそこで試合終了ですよ」
と言いました。スラムダンクの名言です。
『2』だからと言って諦めてはいけません。
誰ももう我が子を救えない・・・と思わないでください。
塾には、子どもの成績を上げようと執念を燃やす人間がいます。
24時間その事だけを考えているマニアックな人間が・・・(笑)
応援団長より😊
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お知らせ
漢検 申込受付中、一般の方歓迎。
漢検実施➀:2022年6月25日(土) 申し込み〆切:5月10日
漢検実施➁:2022年10月29日(土) 申し込み〆切:9月6日
漢検実施➂:2023年1月28日(土) 申し込み〆切:12月6日
数検 申込受付中、一般の方歓迎。
数検実施➀:2022年6月18日(土) 申し込み〆切:5月03日
数検実施➁:2022年10月 未定
数検実施➂:2023年2月18日(土) 申し込み〆切:1月03日