Vol. 0427
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
なかなか成績の伸びない生徒さんと話をしていると、家では親子げんかが絶えないそうです。
その子との会話から、たぶん家ではこんな会話がされているんじゃないかなと思うんです。⇓⇓
子:「ちょっと低かった」
親:「頑張んなかったの?」
子:「がんばったけど」
親:「こんな点で、頑張ったって言えるの?」
子:「でも、僕、がんばったよ!」
親:「あなたが、いくら頑張っても、他人はそれ以上に頑張っているの。
だから、あなたは頑張ったとは言えないわ」
ん~、この会話、かみ合ってませんね。
まるで、
子:「〇(マル)だったよ」
親:「〇じゃないでしょ。」
子:「〇だと思ってるけど。」
親:「なんでそれが〇なの。△(三角)でしょ。」
子:「でも、僕、〇だったよ!」
親:「あなたが、いくら〇だと言っても、他人から見ると△なの。
だから、あなたは〇とは言えないわ」
上の二人は何を言い争っているのでしょうか。
答えは、円錐。
円錐を下(又は上)から見ると〇ですが、横から見ると△ですね。
同じものを見ているのに、二人で言うことがまったく違っています。
つまり、子どもの視点と親の視点がずれているから、いつもケンカになってしまうのです。
子どもとしては頑張ったつもりでも、親からすると結果が伴っていないと頑張ったようには見えないんですね。
こんなシチュエーションで、もし、親が結果に拘り過ぎると、子どもは「頑張る事」を放棄するようになります。
「僕はがんばった」
⇓
「でも認めてもらえない」
⇓
「がんばっても無駄なんだ」
⇓
「僕なんて」
⇓
「何で勉強しなきゃなんないんだ」
⇓
「アホくさ」
⇓
「やーめた」
⇓
「ゲームやろっと」
と言う流れが出来てもおかしくありません。
それでも結果を出すことに拘(こだわ)ると、子どもはテスト結果を捨てたり、最悪、カンニングしたり不正行為をしてでも点を取ろうとするかもしれません。
まずは、結果を持って帰ってきた時に、我が子のがんばりを認めてあげましょうよ。
親の基準からすると低い点だったとしても、まずは子どもの気持ちを確かめてみて、「がんばった」と言うならそれを聞いてあげましょう。
「がんばった」、「がんばらない」の言い争いなど、かみ合うはずがありませんから。
親の基準(価値観)ですべてを評価していたら、子どものやる気や自信は生まれてきません。
家では、子ども自身の結果に対する見方に共感するところから始めて、
未来を語って、次も頑張れるような流れを作るようにしましょう。
粘り強く!
すぐに結果を求めちゃいけない!
素敵なお母様へ、
応援団長より😊