Vol. 0383
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
塾生は、
決められた時間に通塾し、
一つの教室に集まり、
苦手な科目に取り組み、
先生の説明が無くても自力で解けるようになって
そして、家に帰る・・・。
これ、
本当に大変なことだと思います。
「面倒臭い」が口に出たら
小学生も中学生もみんな
「またミスっちゃったよ・・・」
「せっかく暗記したのに・・・」
「うわ、どうしよう・・・」
「さっきは出来たのに・・・」
なんて思いながら、勉強やってます。
静かな教室なので、ことばに出さなくても、
生徒の心の声が聞こえてきます。
そんな時、
緊張の空気を破るように
「あー面倒臭ぇ」
などと口に出して言う子がたまにいます。
一気に場の緊張感が切れてしまいます。
それは許される発言ではありません。
例えば、
途中式を書くように指導していて、
Aくん「これ暗算で出来ます」
わたし「そうかもしれないけど、途中式書かなきゃね」
Aくん「えー⤴️途中式書くの面倒臭ぇ」
わたし「・・・・」
わたし「じゃ、検算するときどうやってチェックするの?」
Aくん「また暗算する」
わたし「本番で緊張している時って暗算ほど信用できないものは無いよ」
Aくん「これくらいならミスしませんよ」
こんな時、教室の周りの子の耳にはAくんとわたしの会話が聞こえています。
教室の他の子は、面倒臭いと思っていても途中式を書きます。
Aくん一人だけを置き去りにすることはできません。
この教室では面倒臭いを一切許さないのです。
ラスボスを倒す
途中式を書かないというのは、
ただ単に表面上に出ている現象です。
だから、そこを叩き潰しても、
ラスボスを倒したことになりません。
「途中式を書け」と強制してやらせても、
わたしの見てない所では、途中式なんて書かないのは明白です。
Aくんの心の中にいるラスボスを見つけ出し、
引きずりだして、倒す必要があるのです。
そして、
Aくん自ら進んで、途中式を書くようにならなきゃいけません。
勉強ってそもそも面倒臭いこと
こんな話をします。
じゃぁさぁ、
Aくんのママが、「毎日の洗濯って面倒臭い」って言ってAくんの下着を洗ってくれなかったらどうだろう?
Aくんのパパが、「仕事、面倒臭いから今日は休む」って言って家でゴロゴロしてたらどうだろう?
水道局の人が、「下水道の処理が面倒臭いから、トイレの水を全部止めました」って言ったらどうなるだろう?
給食センターの人が「面倒臭いから肉は冷蔵庫に入れませんでした」って言ったら給食食べた子はどうなるだろう?
清掃局の人が、「面倒臭いから、ごみの収集を止めました」って言ったら町はどうなるだろう?
京王線の運転手が、「面倒臭いから多磨霊園駅は通過します」って言ったらどうなるだろう?
東京電力の人が、「面倒臭いから、電気止めました」って言ったらどうなるだろう?
世の中のみんなが面倒臭いって言い始めたら、Aくんは生きて行けるだろうか?
まわりのみんなは、やることすべて楽しいからやってるのかな?
面倒臭いことでも、やらなきゃいけないから一生懸命やってるんじゃないかな?
Aくんのために、毎日汗をかきながら頑張っている人がいると思うよ。
Aくんは得意科目はよくやってる。
でも苦手科目の勉強ってめちゃめちゃ面倒臭いことだよね。
そりゃわかるよ。
けど、やらなきゃいけないことだから、みんなやってる。
面倒臭いができるようになって、
それで大人になって、人の役に立つことができて、はじめて、
お金を稼いだりすることができるんじゃないかな。
あと、人から大切にしてもらったり、
お互い協力し合ったりね。
だから、みんなのように、
「面倒臭い」は心の中に閉まっておこうよ。
そんで、一緒に苦手なところを克服していこうよ。
ねっ💖
応援団長より
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