Vol. 0193
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
当塾の、「読書くらぶ」で起こったハプニングについて少しシェアしたいと思います。
誰もが小学3年生の頃、教科書で読んだことのある『モチモチの木』。
原書と教科書版とで違いがあることに気づきました。
気づいたのは小学3年生のKくん。
読書くらぶでの音読中、
Kくん「先生、これ、学校で習ったのと違う」
わたし「挿絵の数が多くてすごいよね」
Kくん「じゃなくて、ここだよ」
と言って、指さしたのが下の図です。
左が読書くらぶで読んでいる原本、右が3年生の教科書(光村図書)です。
原書の一行「女ゴ(おなご)みたいに いろばっかりナマッ白(なまっちろ)くて」が、消えてなくなっています。
なるほど。
言われてみれば、「おなご」という表現はかすかにジェンダーバイアスを感じます。
ジェンダーバイアスというのは男性優位の社会通念や習慣のことで、多くは女性軽視の表現です。
例えば、
「「何だ, おなごのくせに。」とか
「おなごが読み書きなど習ってなんになんだ。」とか
の表現です。
その表現が、『モチモチの木』から消えてなくなっているという事実。
まだ9才のKくんは全く気にしていなかったようですが、原作を読むことは、教科書とは違うレベルで、特別でおもしろい体験なんだという事に気づいたようです。
それにしても、教科書にこの一行がないことを発見したKくん、えらい!
「塾長も気づいていなかったようなことを発見したゾ」と得意顔のKくん。
もっともっと本を読んで、先生に気づいたことを教えてくださいね。
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