Vol. 0157
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
理科が出来る子と出来ない子には、明らかな違いがあります。
それは、国語力が有るか無いかです。
現在、教室では2学期の期末考査対策の真っ最中ですが、
「理科が全く分からない」という子がいます。
例えば、炭酸水素ナトリウムの熱分解を説明した文章、
炭酸水素ナトリウムを加熱すると、炭酸ナトリウムと二酸化炭素と水に分解される。
という短い文章があります。
これが理解できないと言います。
まぁ、そりゃそうです。
「炭酸水素ナトリウムって何?聞いたことが無いよ。」
となりますよね。
でも、理科ではこういう新しい専門用語がしょっちゅう出てきます。
極端に言うと、そういう新しい専門用語を勉強することが理科の勉強であると割り切ることが大切です。
では、その「専門用語」をどう勉強していくか、ですが、ここからが国語力の出番です。
理科の教科書では、その新しい専門用語を説明するより詳しい文章が続いているか、または、その新しい専門用語を調べる実験が写真や絵で詳しく書かれています。
ですので、その説明がどこに書かれているか、どのように説明されているかを教科書の中から読み取っていかなくてはなりません。
これができるか出来ないかで、理科の学力が決まってきます。
新しい専門用語が出てきて、それが分からないという不快感で立ち止まってしまうから、
「理科が全く分からない」
となってしまうのです。
うちでは、炭酸水素ナトリウムが分からないからと言って、炭酸水素ナトリウムを直接説明するという事はありません。
わからない言葉を自分で理解するための国語力を引き出すように指導しています。
遠回りなようですが、それが学習の根幹だと思っています。
「XXXXって何だろう」という疑問を持ちながら、教科書を読み進めて行く、粘り強さを養っていきます。その粘り強さの源泉は、これまでにどれだけ本を読んできたかという幼児期からの読書量で決まると言えます。
つまり、理科の学力を伸ばすも潰すも国語力です。
理系脳と国語力。切っても切れない関係なのです。
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