Vol. 0100
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。。。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
今日は、多摩地区トップ都立高校である東京都立国立高等学校にお邪魔してきました。
場所は国立(くにたち)市、最寄り駅はJR中央線 国立駅。
教室からドアトゥドアで約6Kmの場所なので、自転車でも行けるのですが、今日は梅雨前の猛暑で断念しました。府中駅北口の③番乗り場から国立駅行きのバスに乗り、約20分のところです。
国立高校の愛称は「くにこう」。「くにこう」は、進学指導重点校7校の第一グループ3校に属します。その3校とは、日比谷・西・国立。
進学指導重点校といっても、日比谷・西に比べて、国立は何が何でも東大を目指すというわけではなく、幅広い国公立大学への志向が高いのです。平成27年度の大学合格者数を見ると、
○ 国公立大学の合格者は200名で、都立高校の中でトップ。
○ 東京大学は20名で、多摩地区の高校ではもちろんトップですが、日比谷の37名には届きません。もともと東大を志望している生徒は日比谷や西の半分程度です。
○ 都内の国立大学では、一橋18名、東工大11名、外語大11名、首都大14名、農工大21名
○ 全国の旧帝大には61名の合格者を輩出しています。その中で、北大には16名も入っているという形で、東京だけに限らず幅広く全国の国公立大学に進学しています。
さて、ここまでの実績を出すには、やはり、優秀な先生方が必要です。
その為に他校から実績のある先生を引き抜くこともあり、また、教員公募により、都立高校全体から進学指導に長けた教員を集めることが出来るそうです。
優秀な教員が「くにこう」に集まっていることは岸田校長先生の自慢でもあります。
教える側に優秀な教員が多数在籍し、しかもそれぞれの先生同士力を合わせて生徒さんを指導することによって、生徒からの信頼が二重にも三重にもなって、大学進学という高い壁を乗り越えることが出来るのだと思います。
教員は生徒の学力向上のために努力を惜しまない。それは、校長先生も同じ。むしろ校長先生から率先して行動されています。なんと今年度から朝7時から校長室を開放して朝方の勉強をサポートしているというのですから、力の入れようが半端ではありません。
面白いのは、生徒へのサポートを「くにこう生」だけに限らずに立川高校や八王子東高校の生徒さんにも補習授業を開放していこうと考えているようです。さすがトップ校の懐の深さです!
ただ、トップ校にも悩みが無いわけではないようです。
「くにこう」の生徒のカラーとして若干内向き志向(国内志向?)というところがあり、進学重点校として2名の留学枠があるのですが、それが埋まらないそうです。
これはもしかして、Good News!?!?
もし海外留学に興味のある中学生は、何もSGH (Super Global High School)指定校や都立国際高校のバカロレアなど、キャッチ―なグローバル高校ばかりに目を向けるのではなく、都立にもグローバルな穴場があることを知って欲しいですね。(都立高校に関しては、SGHは一校も指定されていません。都立国際高校もSGHではありません。)
如何ですか?「くにこう」の海外留学。
まだまだ、書き足りませんがここら辺で今日は終了。
説明会が終わって外に出ると、定期考査の終了した「くにこう生」が校舎から一斉に出てきました。制服は無く私服。みんな普通のティーネイジャー達。国立の緑深い大学通りに溶け込んでいました。