Vol. 0097
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。。。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
大人もそうですが、子どもの性格も十人十色。
漢字博士の小2Kくんは、一言で言うと『慎重派』。
計ドはそれほど拘(こだわ)らないのですが、漢ドになると正解に執着します。
今日は漢字の読み取りをやったのですが、分からない漢字が出てくるとそこで止まってしまいます。
まず、「木刀」で止まってしまいました。
いくら考えても分からないので、だんだん不機嫌になってきて、椅子にだらーんと伸び切った状態で座っています。
わたし「どうしたの?」
Kくん「分からないから嫌になった。」
確かに、木刀を知っている小学2年生は少ないと思いますが、「何だと思うの?」と聞くと、Kくん「きとうかなぁ。でも絶対間違えてる。」、わたし「いや、合ってるか間違ってるか、入力してみないと分からないでしょ。」、Kくん「でも絶対間違えてる。」と言って、中々入力しません。
Kくんは頑固者でもあります。
ここで、漢字辞典を渡して調べさせれば一発なのですが、今日はアプローチを変えて、敢(あ)えて間違えてもらうことにしました。
「間違えてもいいから、きとうって入力してみたら?」
びくともしません。Kくんは漢字に関するプライドが高いのです。で、
「先生が隣で見ていてあげるから。大丈夫。ほらやってみ。。。」
と言ってあげると、もぞもぞと体を起こして、何とか入力できました。もちろん結果は間違えていました。
Kくん「間違えちゃった。」
わたし「でも正解が分かったじゃん。良かったね。」
Kくん「うん。」
という事で、Kくんは次に進むことが出来ました。
「成功体験」も必要ですが、その10倍も100倍も「失敗体験」が必要です。
子どもの成長は一直線とはいきません。途中、途中で立ち止まったり、引き返したりしながら成長していくのだと思います。それに寄り添ってあげる人がいれば、勇気を出して前に進むことが出来るのでしょう。
Kくんは、その後、間違えても平気な顔で進んでいました。(笑)
キーワードは
先生が隣で見ていてあげるから。。。
信頼する人がそばにいるから安心して間違うことが出来る。失敗することが出来る。そして、一歩を踏み出すことが出来る。
大人だってそうです。周りに信頼する仲間や家族がいれば、失敗なんて怖くありませんよね。
なので、お母さん、「やりなさい!」でやらない子には、それなりに理由があると思います。そんな時は、敵にならないであげてください。ちょっとだけ忙しい手を止めて、寄り添ってみてあげてください。
ママが隣で見ていてあげるから。。。
子どもにとっては嬉しいですよね。少しばかりの勇気づけが、子どもの一歩進むきっかけになると思います。
特に低学年の子。効果あると思います。
きょうは、
ゆう気と夢をもって
難しい勉きょうと
ちゃんと闘えました。
きょうは、
国語しかやりませんでした。