Vol. 0065
泣いても笑っても、あと数日で夏休み終了です。
あっという間の夏休み。
2学期の始業式、久しぶりにクラスメートに会えるのが楽しみですね。
え?
まだ夏休みの宿題終わってない?
今頃焦ってももう遅いんじゃない? (泣)
いやいや、
今どきの子供たちには、秘密兵器があります。
それは、スマホ。
スマホで簡単に宿題ができる? |
中2の宿題で、
『夏休みの日記を英訳する』 (200文字以上)
というのがありました。
英作文は、ほぼ全員苦手なので、
おそらく、普通の学力では一日はかかるでしょう。
でも、宿題は宿題。
何とか頑張ってやるしかありません。
※ 宿題解決のヒントはこのブログの最後に書いてあるよ。
しかし、今はスマホのアプリを使えば一瞬で終了です。
単語を知らなくても、文法を知らなくても、
一瞬で日本語から英語に翻訳することが出来ます。
タッチひとつで、フランス語やスペイン語にだって一瞬です。
何て便利なんでしょう!
もう英語なんて勉強する必要ないんじゃないの?
でも、ちょっと待ってください。
翻訳された英文は正しいですか?
ある生徒さんの宿題を見るとめちゃくちゃな英文が並んでいます。
一見して、翻訳アプリを使ったことがバレバレです。
そして、その子の書いた原文の日本語を見ると、
案の定、主語-述語のねじれは言うに及ばず、
おかしい日本語が羅列されていました。
しかも、切れ間の無い、分かりづらい長い文章。
つまり、GIGO (Garbage in, garbage out) です。
ごみを入れると、ごみしか出てこない。ということです。
子供たちの勉強の分野にテクノロジーが入り
便利になる事は素晴らしい事です。
電卓や電子辞書などは最たるものです。
しかし、テクノロジーが高度化すればするほど、
使い手には便利ですが、逆にその正否を判断する力が
求められます。
国語力の無い人が、翻訳アプリを使って出てくる文章は
結果として、貧弱なごみのような訳文となるでしょう。
テクノロジーをうまく使いこなすには、やはり、
高度な知識・学力が必要なのです。
うまい話には、裏がある。
同じように、便利な物にも裏がある。
だから、
楽しちゃダメ。
勉強しよう。
努力しよう。
自分の脳を鍛えよう。
すべて、自分の将来のために。。。
※英文日記のヒント: 一学期の定期考査の英語を思い出して見よう。長文読解はMary’s Diary (メアリーの日記) だったね。この文章だけでも131語あるから、この構成を元にして、自分の日記に合うように膨らませていこう。