Vol. 0060
男女別々にして授業を行うという米国だったか英国の
取り組みを記事で読んだことがあります。
確か、その理由の主なところが第二次性徴期を
配慮した考え方だったと思います。
この考え方を私は支持しますが、理由は性徴ではなく、
男女の学習スタイルの違いから分けたほうが良いの
じゃないかと思っています。
うちの教室の生徒を見ていると、本能的・本質的に、
男の子と女の子の学習スタイルが違うことが
ハッキリしています。
どんな違いかというと、
男の子は競争を求め、女の子はじっと努力する。
という違いです。
教室のアレンジにもよりますが、うちの教室は
隣の机とのパーティションがありません。
ですから、隣の子が誰なのかわかりますし、
何をしているか、だいたい分かります。
隣同志が知り合いや友達にならないように
学年をミックスして、席順を決めています。
しかし、たまたま知り合いとか友達同志が隣合うと、
自然に会話が始まりますが、口頭で注意すれば
問題になることは有りません。
但し、男の子の場合、そう簡単にはいきません。
十中八九、競争が始まります。
同じ単元で、どっちが高い点を取れるかを競い合うのです。
私が気付いていないとでも思っているのでしょうか?
今日も中3生同志、競争が始まりました。
科目は数学、単元は平方根。今回の定期考査の試験範囲です。
男の子たちは、競争が楽しくてしょうがないようです。
一日の終わりに書く学習記録ノートに
「今日は、A君と対決した。数学はできると楽しいということが分かった。」
今日、6月17日の学習記録ノート 「今日は、A君と対決した。数学はできると楽しいということが分かった。」 |
と、書かれてありました。勝って気分が最高なのでしょう。
実は、この子は、以前私が6月4日のブログで紹介した「八カ月で五教科80点UP」した子です。
周りの子と競争しながらメキメキと実力をあげてきています。
ゆとり教育の頃、「競争は悪」という雰囲気がありましたが、
自然発生的に起こる競争は健全ですし、何の歪みも
生じないと思います。
女の子たちはというと、男の子たちを無視して、
黙々と試験勉強しています。全く大したもんです。
男の子と女の子。
それぞれに適した勉強法がありますね。
さぁ、定期考査まであと1週間。
対策授業も山場です!
何が何でも成績UPだ!