Vol. 0038
NHKの朝ドラ『ごちそうさん』
見ている人たくさんいると思います。
始めはたまにしか見ていなかった私も、
最近はほぼ毎日見ています。
毎日見るようになったきっかけ。
それは、め以子(主人公)が女学校時代のエピソードです。
女学校時代のめ以子は勉強は苦手だし、
授業にも身が入らないし、自分に夢が無いことに
悩んでいたのです。
そんな時、料理の実習授業が終わって、
担任の宮本先生の横で、包丁を研ぎながら、
悩みを相談します。
先生は、ゆっくりと包丁を動かしながら、
優しくこう言います。
「包丁というのは実はただの鉄の板なんですよ。
研がなければ包丁にはなりません。
そんなことを繰り返すうちに、
やっと自分の望む歯の角度が見えてくるんです。
夢というのもそういうものじゃないですかね。」
め以子は、これをきっかけに自分の好きな事に情熱を
そそぐようになります。め以子の好きな事、それは
「食べる事」そして「自分の作った料理で人を幸せにすること」
後々のエピソードで、宮本先生は
関東大震災の火事で逃げ遅れ、命を落としてしまいます。
身元が分からない状態だった彼女の体の横に
名前の書かれた包丁が落ちていて。。。という話に
涙しました。
さて、この時期、子どもたちに授業をしながら
感じること。
それは、自分が夢をもってそれに進んでいないと
生徒をやる気にはできないということ。
大切なこと、好きな事をやっているという自覚がある時、
生徒には、「一緒に頑張ろうよ、まだまだ行けるゾ!」
と声をかけることができるのですが、
自分が迷っているときは、生徒に
「何でやらないんですか!」
と非難したり注意したりというのが多くなります。
それはそれで必要な時もありますが、
叱ることで子供は伸びません。
今年の冬期講習があと数日で始まります。
子供たちには、思いっきり伸びて欲しいです。
短い期間の講習ですが、集中することで大きい成果が
あげられます。
受験生にとっては最も重要な時期。
精神的にも学力的にも耐えながら伸びる時期。
非受験生にとっては先輩の様子を参考にし、
一年後の自分をイメージしながら学習できます。
冬期講習に向け、教室は準備万端!
冬に負けない熱い授業で
生徒さんを迎えたいと思っています。
研がれた包丁で、入試問題をおいしく料理!
国・数・英・理・社のお鍋で温まりませんか!
↑ えっ、誰?「めっちゃマズそう」って言ってるのは(笑)