Vol. 0035
期末が終わり、テスト結果が返ってきて、
愕然とすることがありました。
一人の生徒、高校受験の3年生の子。
前回の定期考査の成績=平均が75点くらいで、
今回は初の「五教科400点」を目標にしていました。
結果は、、、、
五教科の成績が何と40点も落ちました。
科目によっては20点以上落ちました。
今回のテストは高校入試に大切な内申点に直結するテスト。
上がるどころか、これじゃ現状維持も難しい。
内申が下がる教科もでるだろう。。。
試験前は、誰よりも早く教室に来て自習していました。
都立の志望校の推薦合格を目指して、
今回のテストは「天王山」になるぞ!と
意気込んでいたのですが、、、
一体全体、何が起きたのか?
こうなると緊急保護者面談!
しかし、、、お母様も、なぜこうなってしまったのか分からない。
合唱コンもみんなを引っ張ってやっていたし、
家でも普段と変わりないし、外に出歩くこともないし、
普段通りすぎて分からない。
私の方も、塾での様子から何故だか説明できない。
試験問題も塾ではやったことのあるような問題。
二人で首を捻るばかり。
じゃあ、本人に聞くのが一番。
しかし、「ショックですー。マジショックー。どーしよー・・・」
と言って、何故点数が落ちたか理由が分からない。
確かに点数が上がっている教科もあって、一概に
全部だめと決めつけられませんが、、、
ふと、彼女の手元を見るとスマホが。。。
そういえば二か月前くらいにパパに買ってもらった。と
言っていたのを思い出しました。
私のGalaxyよりも2世代新しい機種だと自慢していました。
それに、自習に来た時も常に机の上に置いている事に
気付いていました。
原因はこれでした。
スマホ。
特に初めて使う子にとっては色々な機能があり、
画面も見やすく、楽しいので、はまりやすいのです。
それ自体決して悪いことではないのですが、
彼女が手にした時期が最悪でした。
内申を決定する重要なテストを台無しにしたのです。
中学生と言えどもまだまだ子供。
はまってしまうとテスト勉強どころではなくなります。
実際手にしていないからと言って安心できません。
勉強していても「心はスマホ」なのです。
集中力が無くなるので勉強していても頭に入りません。
親御さん、特に受験生の親御さん、
是非、気を付けてお子様を見ていてあげてください。
スマホの件については当ブログでまた書こうと思います。
さて、この子のその後ですが、都立受験までまだまだ挽回可能。
むしろ今気づいてよかったのです。
推薦は落とす可能性大ですが、まだ一般入試がある。
気を取り直して、先に進みましょう!