Vol. 0018
今日は夏至の日。
日本の二十四節季の一つ。1年で昼が最も長い日。
と言われていますが、昼が長い(つまり太陽の高度が一番高く、日照時間が一番長い)のに、何故、一年で一番暑い日にならないのでしょう。
八月や九月の気温が夏至の日よりも高いのは何故なんでしょう?
それは、地面の温度や気温が温まるのに日数ががかるからです。太陽は時間をかけて地面と空気を暖めます。昼間の蓄熱が夜の放熱よりも多いと気温は上がり続け、年間の最高気温は夏至より遅れて観測されます。
特に、今は梅雨ですし、雨によって日照時間は少なく、加えて、雨で地面の温度は下がるので、気温は上がりにくいのです。
ですから、梅雨が明ければグーンと気温も上がり、本格的な夏が日本列島に訪れます。
さて、考えてみると、夏至も学習も同じだなぁと思います。
今は教室で定期考査対策をやっていますが、生徒たちが一番困っているのは、暗記物。
社会や理科、英単語。
これは夏至と気温の関係と同じ。蓄熱が放熱を常に上回ると気温は上昇し、逆であれば、気温は下降し続ける。
何を言っているかというと、勉強量が忘却量を上回れば常に記憶する年代や化学式、英単語の数は増し、逆に、忘却量が上回るといくら猛勉強していても時間と共に忘れていく。
当たり前のことですね。
だから、毎日の学習習慣が何よりも大切なのです。
もしかして、「勉強できる子はもともと頭がいい子」と思っていませんか?「何か特別な子」?「脳が人より大きい」とか?
違います。
いい点取る子は、勉強習慣をつけて毎日コツコツと勉強する普通の子ですよ。
だから、もちろん君もできる!僕もできる!みんなできる!
だから、あきらめない!
最高気温は必ず後からやってくるから。
◆◆◆◆夢を描けば、道は通じる◆◆◆◆