Vol. 0546
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
府中市の市立小中学校では、8月27日が始業式でしたね。
2学期初日のお子様のご様子はいかがでしたか?
多分普段と変わらない感じでホッとされていることでしょう。
ただ、感染は目に見えない脅威ですから、これからも徹底して感染防止の家庭内指導をよろしくお願いします。
さて、塾では、夏期講習が終わって2学期に入りました。
2学期になったからと言って、指導内容や方法を変えたりすることはありません。
淡々と基礎学習を進め、ミスを潰し、応用問題に取り組んでいく。この流れに変わりはありません。
ほとんどの生徒さんは基礎的な問題を理解してくれます。
しかし、応用問題で躓く生徒さんがいます。
何故応用が出来ないのでしょうか?
それは、土台となる繰り返し学習が出来ていないことによる『基礎力不足』が原因です。
小学校の九九でも、一旦暗記して言えるようになったら、「ハイ、それまで」
九九からその先、2桁×2桁、2桁×3桁、3桁×3桁・・・と計算力を伸ばして行って欲しいのですが、学校では筆算のやり方がわかったら、あまり繰り返しを行わず、次の単元に入っていきます。
恐らく英語など新しい科目が入ってきて、繰り返し学習をする時間が削られてしまったのでしょう。
頭では理解できていても、技能として身に付いていないので、応用の場面で「使えない」のです。
これはもったいないことです。
正確で速い計算力は、応用問題を解いたり新しい単元に進むには不可欠なのに。。。
例えば、小3の
4 x 32 = 128
が、暗算で解けない子がいます。筆算なら解くことが出来ます。
この子の場合、わり算の
156 ÷ 32
を、筆算で解いた時に、商に4を立てて、156の下に128を書き入れることはできません。
わざわざ、4×32の筆算をどこかノートの端に書いて、わり算を解くことになります。
つまり、かけ算の繰り返し学習が未熟だと、わり算で砕け散ることになるのです。
わり算が出来ないと、比や割合が解けません。
比や割合が解けないと、その先の比例・反比例、速さが理解できなくなり、関連科目の理科も止まってしまいます。
(そういう意味で、理系・文系の最初の分かれ目は小3の頃と言えます)
このように、小3の頃の算数のトレーニング不足はその後、高学年、中学校に至るまで大きく影響するものなのです。
「小3だからまだ大丈夫。」
なんて考えていたら、将来、後戻りできないところにまで行っちゃって、あきらめの境地を彷徨う事になります。
話はずれるかもしれませんが、そういう意味で『公文式』のバリバリの計算力重視の学習法は的を射ています。ただ、前にも言った通り高学年になって計算力重視となると悪影響の方が大きくなります。
というわけで、安定した学力向上を目指すなら、基礎となる計算力、国語なら漢字・語彙力、をしっかりと土台として築いていかなくてはならないのです。
応援団長より😊
お知らせ
漢検 申込受付中
漢検実施➁:2021年10月23日(土) 申し込み〆切:9月7日
漢検実施➂:2022年1月29日(土) 申し込み〆切:12月7日
数検 申込受付中
数検実施➁:2021年10月16日(土) 申し込み〆切:8月31日
数検実施➂:2022年2月19日(土) 申し込み〆切:1月4日