Vol. 0410
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
地方の小・中学校から、「例年のカリキュラムに追い付いてきた」というお話が聞こえてくるようになりました。
良いことなんですが、
カリキュラムは正常化に向かっているとしても、生徒たちの理解度は追いついているのでしょうか?
机上でExcelを操作してカリキュラムを詰め込むことはできても、生徒の理解のスピードを高めることはできるのでしょうか。
生徒は生身の人間ですし、感情もある。
コロナ休校を境に、そんなに都合よく生徒の意識が変わって、勉強のスピードが上がっていくなんてシナリオは描けないんじゃないでしょうか。
生徒の勉強のスピードアップは非常に難しいです。学校は言葉にはしませんが「付いて来れない子はごめんなさい」と言ってます。
普段から学習習慣が付いていない子にとってはどんどん差が広がっています。学校の授業のスピードが上がって、ほとんど付いていけない状態になっている子が増えています。でも、学校のスピードを止めることはできません。じゃぁ、どうすればいいのか。親にとってこれは深刻な問題です。
悩んでいる間も学校の授業は止まってくれません。補習を希望しても、先生は学校が終わってもクラスの除菌や感染防止作業でへとへとになっています。
休校期間中に出された宿題の単元は一切やってもらえません。やってもテスト1回で「完了」です。
学校再開後、学校の授業に付いていけなくなった子は、自業自得と切り捨ててもいいのでしょうか?
でもまだ、諦めるのは早い。
一つだけ学習のスピードを上げる方法があります。
それは、、、、
弱点教科を一時切り捨て、得意科目にだけ集中する。
つまり、選択と集中。
「そりゃそうかもしれないけど、、、」という声が聞こえてきますね。
確かにこのようなターゲットを絞った学習は学校ではできないかもしれませんが、塾や家庭ではできることじゃないでしょうか。
弱い教科を切って、得意の教科に集中すると、一気に負担が減ります。
背中に背負っている荷物が軽くなって、思いっきり走ることが出来ます。
今までは、背中に重いリュックと両手に手提げ袋を持たされたまま、「全力で走れ!」「がんばれ!」と言われてきましたが、そんな状態で走れるわけがない。
一旦、苦手科目の重荷を下ろして、得意科目に集中し、スピードを上げる必要があります。
選択と集中によって得られるメリットは、勉強のスピードアップだけではありません。
そのほかに、どんなメリットがあるでしょうか。
●自己肯定感が高まる
●将来、社会に価値を提供できる人間になる。
●つまり、お金を稼げる人になる。
●仕事が速い。
●社会に貢献できる
●勉強が続く
●学習習慣が付く
●言わなくても勉強をする
●誉めることが出来る
●向上心が付く
●やる気がでる
●自信が付く
●チャレンジ精神が付く
●莫大な知識を身に付ける
●人に教えることができる
●人から一目置かれる
●躓(つまず)いたときに踏ん張れる
●見える風景が違ってくる
●周りから尊敬される
●疲れた疲れた言わない
●不平不満を言わない
●親のいう事も聞くようになる
●笑顔になる
●将来に希望を持っている
●思考力が付く
●探求心がつく
●人と分かち合えるようになる
●前向きになる
●グループ内で力を発揮できる
●人を見る目が付く
●あきらめない
●困った時に人に頼れる&頼られる
●詐欺にあわない
●正しい判断力が付く
●人を幸せにできる
●結婚できる
●人に影響を及ぼせる
●苦労を苦労と思わない
●いくらでも頑張れる
●後悔しない
●壁を突破できる
●負け犬精神を持たない
●かまってちゃんにならない
●孤独に耐えられる
●毎日が充実する
●自分に正直でいられる
●世界が見える
●自分の間違いを認められる
●正直
●素直
●ごまかさない
●事実に対し謙虚
●誠実
●自立できる
●将来親に寄生しない
●親の金を当てにしない
●自分で好きな事を見つけることが出来る
●自分で好きな人を見つけることが出来る
●劣等感を持たない
●劣等感をポジティブに変えることが出来る
などなど、得意を伸ばすことによるメリットは挙げるとキリがないですわ。
しかし、親はどうしても自分の子の得意よりも弱点に目が行ってしまうのです。
これは以前のブログでも書きましたが、「ゲシュタルトの欠けた円」という心理的な本能なのです。⇒ https://bit.ly/3gnsJKM (2016/7/22)
わたしが思うに、特に最近のお母さまお父様は、中・高校入試も大学入試も経験された方が多く、頭が良すぎて、子どもの小さな欠点に拘(こだわ)り過ぎてしまう傾向にあります。
「こんなんじゃダメだ」とか
「自分はもっとできていた」とか
「周りはできているのに何でこの子は」とか
頭がいい人は、先々の事を予想することに長けています。
いろいろと、先々のが頭をよぎって、今すぐに遅れているところをカバーしなくては!と思われて、とことん弱点克服に力を入れてしまっているんじゃないかと思います。
弱点克服のタイミングではないのに、弱点克服に拘り、無駄な時間を費やしているのです。
もしかしたら、愛する子どものためと思って、長所の成長に歯止めをかけていませんか?
お子さんが、将来それで食っていくかもしれない能力に目を向けず、箸にも棒にも引っかからないようなことを克服しようと無駄な神経を使っていませんか?
多少の弱点があっても、長所が伸びていく事で、上に上げたようなお金では買えないメリットがいっぱい発生してきます。
だから、順番なんですね。まずは長所をしっかり伸ばす。
その後に(または同時に少しずつ)短所を克服する。
親が死んだあと、子どもに残せるものは何か?と言ったら、長い時間をかけて弱点克服して平均(平凡)レベルになった算数でしょうか?
いやいや、
誰よりも知識のある社会科であったり、
一生仕事でつかえる理科の知識であったり
人に正確な情報を伝える国語の能力だったりしませんか?
子どもの得意なことにもっと目を向けて、そこを、そこだけでももっともっともっともっと伸ばしましょう!
子どもが前向きに成長していけば、苦手な科目は後で必ず克服できます。
信じましょう!我が子を!
応援団長より
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