Vol. 0391
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
3月2日から突然の一斉休校が始まって、もう3ヶ月になるのですね。
いよいよ明日、6月1日から学校が再開します。
気になるのは、
① コロナ差別
② 体力低下
③ 学力格差
今後、どれも問題になっていくだろうと思います。
① コロナ差別
明日からの学校再開にむけてあまりうれしい気持ちになれないのは、
やはり、学校でのクラスター発生が心配だからだろうと思います。
パパ・ママ様は、
「体が触れ合うような遊びはするな」とか
「大きな声で叫んだり、笑ったりするな」とか
「人の教科書や文房具を触るな」とか
「1時限ごとに終わったら手を洗いに行け」とか
いろいろと注意点を言い聞かせると思いますが、
是非、一つだけ言っておいてもらいたいことがあって、それは、
いくら感染予防をしてても、誰でもうつる可能性はあるから
それは感染した子が悪いんじゃないんだよ。
ということを言ってほしいです。
子どもは残酷なもので、異質なものがいると、排除しようとしたり、いじめて潰そうとしたりします。
みんなが感染予防している中で自分がたまたま感染してしまったら自分を責めてしまうかもしれません。
親が医療従事者なら周りから偏見を持たれるかもしれません。
そういうことは、絶対あってはいけないことです。
あまり過剰にコロナの危険性を教え込むと、コロナ差別が起こり、友だち同士の優しさやいたわり合いが干からびてしまいます。
世界的にも子どもは軽症がほとんどですし、日本では子どもの死者はゼロです。
あまり大きな心配をせず、お子様を学校に送ってあげてくださいね。
② 体力低下
うちの塾は、ビルの3階にあるのですが、
一斉休校が始まった3月2日から、エレベーターの使用を禁止して、
全員、屋外の階段を使って教室に来るように指示しています。
始めの頃は、元気な男子たちは、走って階段を上がってきていたのですが、
4月頃になると、走ってもないのに、
「ハァーハァー 疲れたぁ!」
と言いながら教室に入ってくるようになりました。
明らかに体力が落ちたのがわかりました。
外出自粛でどうやって体力を維持しているのか、
ゴールデンウィークに一人ひとりにZOOMでアンケートしてみたら、
小学生のほぼ全員が「親と散歩している」と言っていました。
中学生は多磨霊園の周りとか一人でジョギングしている子が多かったです。
学校が再開して嬉しい子が多いと思いますが、
確実に体力は落ちています。
急に走ったり、筋トレしたりすると、
思わぬ怪我をしてしまいます。
骨折したり肉離れしたり、、、張り切っちゃうんですよね~。
中国でマスクをしたままグランドを走らされて死亡した高校生もいました。
大人が注意してみてあげないと大事故につながりかねません。
また、気温や湿度も高くなりますので、
熱中症に注意しなくてはいけませんね。
③ 学力格差
学力格差は、言わずもがなです。
いきなり「学校に来るな!家で学習しろ!」と言われた子どもたちは、そりゃ戸惑いますよ。
これまでに学習習慣のない子がいきなり家で勉強するようになるわけがありません。
一斉休校の初めのころは、宿題なんて何もなかったので、
「ゲーム中毒」、「Youtube漬け」になった子も多いと思います。
うちの教室では、感染防止対策を徹底して、分散登校してもらったり、一部の生徒はZOOMを使ったオンライン授業に切り替えました。
休校期間がどこまで続くのかなんて誰もわかっていませんでしたから、
とにかく、勉強を止めてはいけない、止まったとたんに今までの努力が水の泡。
という恐怖と背中合わせで教室を開いていました。
塾内では、休校期間、何とか学習を止めることなく、特に受験生には毎日勉強してもらえる環境を提供できたと思います。
この休校期間、勉強を続けられた子は、なんだかんだ言ってメリットが大きかったと思います。
逆に、家庭学習になじめなかった子は、学校再開後、非常に厳しい現実に直面すると思います。
「オンライン授業さえできれば・・・」という議論がありますが、
わたしはずれていると思います。
授業時間の帳尻ばかりに気を取られていると、今後、学力格差は一切埋まらないことになるでしょう。
[つづく]
応援団長より
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