Vol. 0133
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。。。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
先日、『Mathpix マスピクス』と言うアプリがリリースされました。
どんなアプリかと言うと、手書きの数式(一般的な関数や方程式、導関数や級数も)をカメラで撮影するだけで、自動的に解を計算してくれるというもの。米スタンフォード大学出身の研究者(26才くらいの神)が開発しました。
これまでもカメラで撮影した数式を解くアプリ、『Photomath フォトマス』とか、ありましたが、今回の『Mathpix』は手書きの数式に対応(最新の画像解析技術プラスdeep learning)し、さらに難解な数式でも分析、グラフ化してくれるので、もう無敵でしょう。
『Photomath』は1年くらい使っていますが、あまりにも楽勝❤なのでもう手放せません。中学校の教科書の図形や証明以外、ほぼ全数式、これで解くことが出来るんじゃないでしょうか。私は、教務上のツールとして使っていますが、生徒にとっては、一歩間違うとカンニングツールになりかねませんね。正しく使うと途中式を詳しく理解できるので強力な学習ツールになります。
『Photomath』=『塾いらず』(笑)
というわけです。
さて、
「こういう便利なものが、私が学生の頃に有ったら・・・」
と考えた時、
「便利で良かっただろうな」と思う半面、もしかして私は理系に進まなかったかもしれません。
なぜなら、、、つまらないから。
数学をやっていて、苦労して計算して出した答が、合っているか間違っているか?
もちろん、間違っていることもいっぱいありましたが、正解を出した時の嬉しさは格別です。
私が大学生だった頃、理系の学生はポケコンを使って関数のプログラムなどを作っていました。
当時の理系なら必ず一度はポケコンにハマったと思います。(笑)
でも、そういう過程を経て、理系として、研究者として、エンジニアとして成長していったのだろうと思います。
今は、そんな苦労をしなくても、スマホを数式に翳(かざ)せば、ピョコ~ンという音とともに答えが出てくる。
一度『Photomath』をダウンロードして使ってみてください。小学生の計算問題ならほぼ全て、中学生なら、中1の正負の数、一次方程式、中2の式の計算、連立方程式、中3の式の展開、因数分解、平方根、有理化、二次方程式・・・Photomathで全部解けてしまいます!教科書の章末問題なんて一気に終了❤
アホな中学生に言わせると『神アプリ』。
私から見ると、超つまらん。(笑)
まさに、理系が理系をダメにしている。
理系が理系の卵をつぶしているのです。
数学って、小学校の算数の頃からの積み上げなんです。
そして、「自分の力で数式を解く」
これが楽しいんです。それにこれが出来ないと、自分が作ったプログラムや解析手法が正しいかどうか、検証できません。
さてさて、
最近、電機や自動車メーカー、建築の現場などで、とんでもないことが起きています。理系の力が落ちているのです。
その一原因が、「便利になり過ぎたツール」なのかもしれません。
ツールがあれば、小学生でも二次方程式の解を得ることが出来ます。
出てきた答えに平方根が付いていて、その意味が分からなくても、立派な答えです。
ごまかしが簡単にできちゃいます。
計算問題の宿題なんて5分くらいで終わっちゃいます。
恐ろしい。(笑)
ツールを使って解いたはいいが、その正否の判断が出来ない頭空っぽの子どもたち。
うちの教室からはそんな子は一人も出さない!絶対出さない!
分かるまで、とことん説明し、とことん繰り返してもらいます。
「分かった!!」で喜び、「出来た!!」で自信をつける。
その繰り返しの過程の中でしか自己成長は有り得ません。
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