Vol. 0046
今日(3月15日)は息子の卒園式でした。
一家そろってアメリカから帰ってきたのが2年前。
一番心配だったのが、子供たちの学校のことでした。
ちゃんと日本の学校に慣れてくれるか。。。
言葉は。。。。
心配は尽きなかったのですが、
今日は晴れて、卒園式を迎えることができました。
担任の先生から、名前を呼ばれて、
壇上に上がり、園長先生から卒園証書を
手渡され、右手、左手、両手で受け取って、
右手に持ち、会場に向いて一礼をする。
こんな単純な段取りでも、幼稚園生にとっては、
大舞台の大仕事。
ママさん・パパさんたちから拍手拍手。
泣いているお母さんもいっぱいいます。
担任先生の声は震えています。
私の息子の順番が来て、息子が壇上に上がり
しっかりと背筋を伸ばして、証書を受け
取るのを見ながら、、、
ここ数年のことがドドッと思い出されてきて、
胸がいっぱいになりました。
「息子よ、何もしてやれなくて、ごめん。
よくここまで成長してくれた。
ありがとう。。。」
さて、幼稚園は、昼で切り上げ、
午後は府中の教室での教務が待っています。
私が教えるのは小学生と中学生。
新学年を前に、前学年の総復習が
必修なのですが、中々エンジンのかからない
生徒さんもいて、厳しい対応をしてしまう時があります。
しかし、なんだか今日は違います。
教室で生徒さんが机に向かうのを見ながら、
「この子たちも数年前は、卒園生だったんだなー」
「ママやパパ達に拍手されながら、祝福されながら、卒園証書を受け取ったのかなー」
「『一年生になったら』を大きな声で歌ってたのかなー」
「卒園式が終わって、ママにギュッと抱きしめられてたんだろうな」
な~んて思っていると、今こうして、自分で椅子に座って、
教材を開き、ノートに書き写しながら、
中2数学の確率問題やら、小5の割合の問題を
ブーブー言いながら解いている生徒たちが、
いや、もう、まるでスーパーマンのように見えてきて、
「良くここまで成長してくれた」
と感謝の念でいっぱいになり、
うっかり泣きそうになりました。
まるで自分の子の未来を見るように…
出来の悪い生徒・・・ ?
いやいや、みんなスーパーキッズですよ!!
保護者面談で、お子さんのご不満を漏らしてしまうママ様、
お子さんの卒園式を思い出してみてください。
お子さん、すごいですよ。
あれもできる、これもできる。
凄いじゃないですか!
これからもどんどん成長していきますよ。
安心してください。
そして、信じてあげてください!
『ビリーヴ』
応援団長より
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