Vol. 0326
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
国語力と理系脳を鍛え、グローバル人材を育てる学習塾ペガサス府中夢教室・塾長の仲山です。
この度の平成30年7月西日本豪雨においては、被害を受けられた皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。
亡くなられた方々に衷心よりお悔やみ申し上げるとともに一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
小・中学生のお母さんお父さん、
中学受験は、得るものが大きいと共に失うものも大きい、
ハイリスク・ハイリターンな賭けです。
特に中学受験に向かない子が、４・５年生の頃から大手進学塾に通わされ、
（その子にとって）不毛な競争に長期間曝（さら）された場合、
どこか、極端な所為をまとう中学生になっている可能性があります。
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2018年の夏期講習。
新規の中１の子たちも元気に通ってくれています。
中でも飛び切り笑顔の印象的なＧくんは、
実は、代数が苦手。
中学校の学年で下から２番目（らしい）。
「正負の数」の四則演算ですでに躓いています。
親御さんからは中学受験をしたと聞いたのですが、、、
まぁでも、私にとっては特に珍しいことではありません。
１日もあればできるようになるだろうと
高を括（くく）っていました。
しかし、
２日目、３日目、、、
「正負の数」の四則混合演算で必ずミスをするのです。
テストで９０点以上が取れないので次の「文字の式」に進めない状態が続きました。
原因は分っていました。
途中式を書かないのです。
ノートを渡しても、乱暴に数値を書き入れるだけ。
途中の式展開を書かないのです。
暗算に頼っているから、間違いを連発する。
何度言っても、頑として暗算にこだわる。
途中式のメリットを言って聞かせたり、
実際に途中式を書いて説明しても、ダメ。
強く言うと、その時には途中式を書くけど、
次の日にはまた暗算に逆戻り。
私も愚痴が出てしまいます。
「Ｇくんさ、真面目にやろうよ」
・
・
・
・
・
何だろう？
Ｇくんの反応を見ていると、ただ単に途中式を書く書かないっていうより、
何か、別のもの。
大人への奥深い不信感？
私？
というより、
あ、
いや、
もしかして
・
・
・
・
・
さて、今日はＧくんの夏期講習５日目。
どうしても「文字の式」に進んでほしいので、
塾長自ら徹底的にＧくんの横に付いて指導。
ピアノのレッスンに行くから２時半に塾を出ないといけないということで、
目標は２時半までに「正負の数」９０点越えすること。
しかし、なかなかミスは直らない。
時間は刻々と２時半に近づき、
そして、越えていった。
だが私は決してあきらめない。
ピアノのレッスンを潰してでも「正負の数」を終わらせるつもりだ。
（話をわかりやすくするために、割り切った表現をしています。どうぞご容赦ください。）
Ｇくんの携帯に、ママからの電話。
しかし、私が横で張っているので
Ｇくんは途中式の手を止めない。
さっと携帯を取って無言で切る。
しつこく何度も掛かってくる電話を
Ｇくんは無表情に切り続ける。
そんなＧくんを見ながら、
ハッとした。
もしかして、
親が
嫌い
なの？
仲良さそうに見えたけど、、、違う。
そう考えると、
彼の数々の風変わりな所為の辻褄（つじつま）が合う。
あのいつも笑顔のＧくんは、
本当はいつも泣きそうなのかもしれない。。。。。
ならば、、、
わたしはやり方を間違えていたかもしれない。
ＯＫ．
こんなとき、やることは一つ。
だね。
応援団長🌟
—– 以下、平成30年7月西日本豪雨の募金情報です。—–
日本赤十字社
・ゆうちょ銀行 00130・8・635289「日赤平成30年7月豪雨災害義援金」
・三井住友銀行 すずらん支店（普）2787545「日本赤十字社」
・三菱UFJ銀行 やまびこ支店（普）2105538「日本赤十字社」
・みずほ銀行 クヌギ支店（普）0620405「日本赤十字社」
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